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眩しい。 ページ12

「では、1週間後に何かサンプルを
お願いしたいのですが。」


「わかりました。」


「よろしくお願いします。
こちらに呼んでおいて
大変申し訳無いのですが
次の仕事がありまして…」


「はい、ありがとうございました。
ご期待に添えれるよう頑張ります。」



篠原さんはニコッと笑って

颯爽とこの場を離れた。

売れっ子さんはさすがだ。




「サンプルかぁ。」

「Aさん、何か浮かんでます?」

「…まぁ、一応。」



裕太のナチュラルな感じと透明感を

どうにか演出したい。



「会社戻って、サンプル集めしよ!」

「やる気満々ですね!」

「…篠原さんとお仕事出来るの嬉しくて。
期待に添えたいから。」




そして、裕太のCMだし。

この企画はなんとでもして成功させないと。

裕太にも顔向けできない。




「Aさんなら大丈夫です。
会社戻って、サンプル集め手伝います。」


「ありがとう。」




なんだろう。

佐野くんって、なんか眩しいんだよね。




イケメンなのに仕事出来るから?

あ、ちょっと語弊かしら。






いつもキラキラしてる。

佐野くんって、誰からでも好かれてるし。

短所ないんじゃない?ってくらい。




「何か顔、付いてます?」


「えっ?いや、何でもない。」



あぁ、いかん。

顔見てた。



「ふふっ、変なの。」


「え?変?!」


「さ、戻りましょう。」





後輩にも変呼ばわりされてる私って。

美香ちゃんといい、私は後輩にからかわれてる?



「あ、Aさん。」


「えっ、何?」


「玉森さんに会ったり出来ますかね?」


「えっ!?な、なんで!?」




え?佐野くんにバレてる?!

付きあってることバレてる!?!?




「なんでって、CM。玉森さんのだから。
俺、芸能人と仕事出来るのかなって
今、めっちゃワクワクしてるんですけど。」


「…いや、会えないと思うよ?」




なんだ、よかった。

そっちか。

佐野くん意外とミーハーだったのね。



冷や汗かいちゃったじゃない。



「どうかしました?
顔色悪くないですか?」


「ちょっと、緊張してたのかな?」
 

「??」


ほら、佐野くん意味わかんない顔してる。

もう、ほら墓穴掘りそうだから怖い!






裕太との仕事は危険かもしれない。

仕事で裕太に会いませんように。

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たまみ(プロフ) - 続き待ってます! (2021年12月8日 18時) (レス) id: cb87a6a008 (このIDを非表示/違反報告)
Megu(プロフ) - うわぁー...つづきみたい... (2021年9月5日 23時) (レス) id: 53ea6f44f6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月29日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月23日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月15日 22時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまこ | 作成日時:2021年2月10日 23時

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