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俺はビールを一口飲んだ。
「…で、今日お前を呼び出したのはさ、櫻井にも話したってこと、言っとこうと思って」
「……だからなんで翔ちゃん？」
「…まぁざっくり言うと、表舞台は櫻井よろしくってことで……俺は裏から支えるからって
「……」
「揺るがない屋台骨になれる、と思わないか？」
「タッキーと翔ちゃんが…？」
「あぁ」
雅紀はちょっと驚いた表情をしてから、何かを考えるように目を伏せた。
俺は話を続ける。
「櫻井の人柄も、仕事ぶりも、統率力もバランス力も、俺は認めてる」
「そうなんだ…」
「プライベートで親しく付き合えるかどうかは別としてな」
そう言うと、雅紀は顔を上げて苦笑いして、次にゆっくりと小首を傾げ、俺の目を覗き込んだ。
「…ねぇでも、俺だってさ、タッキーの力になりたいよ…俺じゃ役不足？」
「雅紀…」
真っ直ぐな視線。
なぜこの世界にいて、変わらないんだろうか。
「…そんなことないさ。雅紀がいてくれたら心強いよ」
ある意味お前は、俺の傍を離れてからも、俺の思いを継承してくれてる。
そして、ちゃんと活躍してる。
それだけで、すごく嬉しいんだ。
だけど、俺から飛び立っていったお前は、今は櫻井の恋人だ…。
「タッキー？俺にできることはする！何でも言って！」
「…それなら、今度一緒に溶岩湖ツアーに行くか？」
「へ？よーがんこ？」
「あぁ」
「もう、そーゆーんじゃなくて！よーがんこ無理っ！」
「ハハハハハ」
お前は、そこにいるだけで人を癒す、稀有な存在だよ。
櫻井も分かってると思う。
「今日は、一緒にメシを食えてよかったよ」
「うん」
なぁ、雅紀。
俺はなぜ、わざわざお前を呼び出したんだろうな。
電話で済ませることもできたのに。
きっと俺は、お前に会いたかったんだよ。
櫻井に了承をとってまで…。
おかしいよな。
自分から、俺といたがったお前を遠ざけるようなことをしておいて。
岐路に立った時、俺は無性に会いたくなるんだから。
「…あのさ、タッキー」
「なんだ？」
「…裏方になっても、俺の中ではタッキーはずっとスターだからね！」
ああもう。
なんで目ぇ赤くしてんだよ。
思わず俺は、その頬に手を伸ばして触れた。
「泣くなよ」
「泣いてないもん」
「…ふふ、ありがとう、雅紀」
一緒にデビューしていたら違う未来だったかもしれないな、俺たち。
でもおそらく、これでいいんだ。
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もここ(プロフ) - さくらんぼさん» さっくー♪翔ちゃん紅白の司会に決まったねー！何か安心感半端ない！笑 年末音楽番組もあれこれ楽しみよ。タッキーもケンタッキーで出るかな？なんだか怒涛の年末になりそうだよね！お互い！笑笑 (2018年11月10日 10時) (
レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - きらりさん» そんなかわいい雅紀くんも書いてて萌える相葉担ですwwまたJr.時代のお話書きたいなー。とんがってるけど優しい翔ちゃんも書きたいなー。 (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - きらりさん» きらりーん♪まだここにいてくれてるのねー！来てくれてありがとう！Jr.黄金期の頃のジャニーズも、それぞれ帰路に立つ時期なのね…。さみしいけど、いなくなる訳じゃない。見守っていきたいですー。そして、うんうん、タッキーの前では昔のままの雅紀くんになっちゃう (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - さえさん» さえさーん♪翔ちゃんとタッキーの間でうろうろする雅紀くん大好物なの(コラ笑)リアルタッキーはもうすぐ見られなくなるけど、そこは勝手に補充しちゃう！たまに出てきても、またお付き合いしてくださいねー！うふふ♪ (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - けめさん» けめっちー♪わーん！アイドルタッキーも残り2ヶ月を切ってしまいましたー。さみしー。まちゃきも今まではタッキーについてそんなにコメントしてこなかったのに、最近多い…。滝相もリアルでは見れなくなるのね…残念…妄想の世界のみね…ww (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/mokoko_pl_f/
作成日時：2016年4月10日 1時
