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(side TAKIZAWA)
少し、懐かしい店を選んだ。
あいつが覚えているかどうかはわからないが、あの頃、何度か強請られて連れてきた焼き肉屋。
それほど高級店ではないけど、個室もある。
やや老いた店の主人は、久しぶりに来た俺を温かく迎えてくれた。
踏み入れた店の内装はさほど変わらず、タイムスリップしたような気さえする。
あれから２０年以上の時が流れたなんて…、この場所に座っていると全く信じられない。
つい、昨日のことのように思い出せる…。
「タッキー！ごめーん！待った？」
個室の引き戸がガラリと開き、雅紀が、まるでデートに遅れてきた女の子のように入ってきた。
「…いや。そんなには待ってないよ」
「あ〜、よかったぁ！」
変わらない眩しい笑顔を見せて、俺の向かい側に座る。
「ここ、すぐに分かったか？」
「当たり前でしょ、タッキー」
「そうか。……うん、食うぞ、今日は」
「らじゃー！」
くふふと笑いながら、おしぼりで手を拭くと、雅紀は、このお店久しぶりだね、と言った。
「懐かしいだろ？」
「うん、懐かしい…」
Jr.の頃は、よく焼肉を食べた。
いや、焼肉だけじゃない。
本当によく一緒にメシを食った。
雅紀はすごく俺に懐いていて、俺は一つ年下のこいつを弟のように可愛がっていた。
弟のように…。
一線を越えてからも、俺の中ではずっと弟だったんだと思う。
大切な…。
「ねぇタッキー、メニューがあの頃のまんまだ」
「だろ？だから、適当に頼んどいた」
「ありがとー。俺、お腹ぺこぺこなんだー」
雅紀の纏う空気は柔らかくて温かい。
それが、ふわふわと部屋に広がっていく。
なぜ、こいつを手放してしまったんだろうと、後になって考えたことはもちろんある。
でも、後悔はしていない。
幸せそうな雅紀の様子を見ると、これでよかったんだと思うんだ。
ビールが運ばれ、肉が運ばれ。
サラダやキムチも所狭しとテーブルの上に並べられた。
乾杯して、網の上で肉を焼き始める。
「タッキー、俺が焼くよ？」
「いいから、お前は食ってなさい」
「でも…」
「…焼きながら、話はするから…」
「ん…」
久しぶりに俺に呼び出されて、戸惑ってるはずだろうに、俺が話し始めるまで詮索しないのは、雅紀らしい。
焼けたタン塩を皿に乗せてやって、その顔を見ると、黒目がちの目が少し揺れた。
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もここ(プロフ) - さくらんぼさん» さっくー♪翔ちゃん紅白の司会に決まったねー！何か安心感半端ない！笑 年末音楽番組もあれこれ楽しみよ。タッキーもケンタッキーで出るかな？なんだか怒涛の年末になりそうだよね！お互い！笑笑 (2018年11月10日 10時) (
レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - きらりさん» そんなかわいい雅紀くんも書いてて萌える相葉担ですwwまたJr.時代のお話書きたいなー。とんがってるけど優しい翔ちゃんも書きたいなー。 (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - きらりさん» きらりーん♪まだここにいてくれてるのねー！来てくれてありがとう！Jr.黄金期の頃のジャニーズも、それぞれ帰路に立つ時期なのね…。さみしいけど、いなくなる訳じゃない。見守っていきたいですー。そして、うんうん、タッキーの前では昔のままの雅紀くんになっちゃう (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - さえさん» さえさーん♪翔ちゃんとタッキーの間でうろうろする雅紀くん大好物なの(コラ笑)リアルタッキーはもうすぐ見られなくなるけど、そこは勝手に補充しちゃう！たまに出てきても、またお付き合いしてくださいねー！うふふ♪ (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - けめさん» けめっちー♪わーん！アイドルタッキーも残り2ヶ月を切ってしまいましたー。さみしー。まちゃきも今まではタッキーについてそんなにコメントしてこなかったのに、最近多い…。滝相もリアルでは見れなくなるのね…残念…妄想の世界のみね…ww (2018年11月10日 10時) (レス) id: f5f19a71a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/mokoko_pl_f/
作成日時：2016年4月10日 1時
