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#81 ページ31

翌日、夏休みに入って初めて梅ちゃんとカナヲと三人で出掛ける日がやってきた

学校の一番近くの駅前にあるコーヒーショップで落ち合い、空調の効いた涼しい店内でのんびりと話しながら昨日の出来事を報告した

梅「じゃあ先生にお弁当作ってあげるんだ〜

やるじゃない、A!胃袋がっしり掴むのよ!」

A「そんな大したものは作れないけど…っ

でも、せっかく先生に食べてもらえるチャンスだし…頑張る!」

一生懸命作ったら、先生…美味しいって言って食べてくれるかな…

その瞬間を想像するだけで口元が緩んでしまう


カナヲ「…A、何だか益々綺麗になって行くね」

A「え…///」

梅「そういうカナヲもね〜。二人共、初めの頃に比べて大人っぽくなったんじゃない?」

珍しく纏めたポニーテールを揺らしながら、私とカナヲを交互に見てそう言ってくれる梅ちゃん

A「ありがとう…でも、梅ちゃんには適わないよ」

梅「あったり前よ!私を超えるなんて百万年早いわよ」

カナヲ「ふふ」

夏休みで授業がないのは嬉しいけど、やっぱり二人と話してると楽しいし
先生との事は梅ちゃんやカナヲにしか相談したり話を聞いてもらったり出来ないから
こんな風に会って話しができるのが嬉しくなる

梅「そういえば、さすがに夏休みに入ったらあの中坊とは会ってないんでしょ?」

A「無一郎くんの事?そうだね、さすがに会ってないよ

あ、でも来週辺りに一緒に出かける約束してるよ」

カナヲ「え…!二人で?」

A「うん、今度行くお祭りに私が浴衣を着ていくよって話をしたんだけど

その話をした何日か後に、突然無一郎くんも浴衣にしようかなって

せっかくなら選んで欲しいって言われたから今度一緒に買いに行く事になったの」

梅「デートじゃん、普通に!」

A「デートじゃないよ、普通にお出かけするだけ」

梅「男女が二人で出かける事をデートって言うのよ

A、私が夏休み前に言ったあれ(・・)覚えてる?」


梅ちゃんが言ってるあれとは…

_梅「A、ちょっと確認だけど…大丈夫だよね?」

たぶん、あれの事だよね

A「…うん、覚えてる」

あの時、この台詞には続きがあった

私が梅ちゃんのその言葉にきょとんとした反応をしていたら、梅ちゃんは私に真剣な顔をして話を続けた

_梅「いい?しつこいようだけど、必要な事だからちゃんと聞くのよ?」

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設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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momoko19960430(プロフ) - お酒さん» 誤字脱字が気になったので一部手直ししましたー! (2021年6月14日 13時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
お酒 - 2021/06/13、めちゃくちゃ投稿しましたね!!暇だったんですか?? (2021年6月13日 23時) (レス) id: 48240712ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2021年1月20日 13時

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