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梅side
ブーッブーッブーッ
A「あ、ごめんなさい…私だ」
私が言葉を出しかけた瞬間、Aのポケットから着信を知らせるバイブ音が響いた
梅「ここで待ってるから出てきなさいよ」
A「うん…ありがと」
少し離れた場所で携帯を耳に当てて通話を始めたA
この距離なら、きっとこっちの会話は聞こえないわよね…
この際だし、ずっと気になっていた事 聞いてやろうかな
梅「………ねぇあんた、もしかして本気であの子の事好きなわけ?」
私がそう尋ねると、童磨は一瞬驚いた顔をこちらに見せたけど
直ぐに視線をAの方に移して何かを思い返すように少しの間を開けて口を開いた
童磨「んー……うん、どうやらそうみたいなんだよね」
やっぱり…か……
修学旅行の時も思ったのよね
_童磨「大切にしたいから」
そう言った時のこいつは、目を疑いたくなる程優しい目をしていて…
それまで、あんなに女取っ替え引っ替えしてるって噂が絶えなかった男がよ?
初めて童磨の噂を耳にした時は、同い年にそんなめちゃくちゃなタラシが居るのかと驚いたし嫌悪感しか抱かなかった
同じ異性にモテる立場として、私とこいつの価値観は違うって
そう思っていた…
そのせいで最初は気のせいかとも思ったけど…
童磨「……正直、自分でもびっくりなんだけどさ…
あの子の傍に居ると、今まで感じた事の無いあったかい気持ちが湧いてくるんだ
こう…心臓のあたりがぽかぽかしてくるって言うのかな…不思議な子だよね
今まで、それなりに人を好きになっている気ではいたけど
多分どれも恋愛の真似事をしていただけだったのかなって…
こんな風に、相手の幸せだけを願える気持ちは今まで知らなかったから
例え彼女の想う先が自分じゃなかったとしても、それでも彼女が笑顔でいてくれるのならば
世界のどこかで…想い人と、笑顔でいて欲しいと願うよ」
梅「…あの子の気持ち知ってる上で、それでも好きで居続けるなんて…あんたも馬鹿ね」
童磨「抗えないだけさ…いや、抗いたいとも思わないかな……
彼女の様に綺麗な子を好きで居る…その事実が嬉しいんだ」
梅「…その気持ちは…ちょっとわかる……」
誰も信じられなかった…信じようとしなかった私でも、Aやカナヲ…アオイの傍に居る事であの子達を心から慕って信じたいと思う
こんなに暖かい仲間がいる自分が誇らしいと思う
きっと…私達はそうやって救われてる…
本人達には、全く自覚は無いんだろうけどね
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momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 電話はお察しの通り無一郎くんでしたね!二年連続で、宇髄先生と過ごしていた学園祭も、今年は初めて先生以外と過ごす学園祭になるのでしょうか…次章が、最後の学園祭の後編となります! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 童磨もまだ諦めていなかったんだね。しかし、童磨もめげないねぇ……。電話の相手は無一郎くんかな?夢主ちゃんは劇を見に行くのかなぁ。最後の文化祭、何かが起こるのか……。 (2021年9月7日 15時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 学園祭初日が始まりました!無一郎くんとの合流の前に、まさかの童磨登場…何やら口説かれている(?)ようですが…大丈夫でしょうか(^^; 今回の学園祭も何やらアクションが起きるのでしょうか… (2021年9月6日 23時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 夏祭りでのキスをしている所をまさか見られていたとは……。さすがに宇髄先生も気が気じゃないよね……。残りわずかな高校生活、文化祭ではコスプレ喫茶をするみたいだけど、まさか今年は無一郎くんと回るとはねぇ…。 (2021年9月6日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 無一郎くんの止まらないアプローチ。けど、心の中は複雑な様ですね…。そして、無一郎くんの思惑通りキスを目撃してしまった宇髄先生…心の中は穏やかじゃないでしょうが…折角 また夢主を追いかけようとしたのに、途端にこれでは…この先どうなるんでしょうか (2021年9月4日 23時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年8月19日 9時