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童磨くんと別れて部屋に戻った私達
アオイ「あ、おかえり。二人ともどこか行ってたの?」
A「ただいま!一階の売店行ってきたんだよ」
梅「今日は夜通しお菓子パーティーよ〜!」
カナヲ「わ!こんなに沢山!?」
袋いっぱいに入ったお菓子の山を見て驚くアオイとカナヲ
梅「折角の修学旅行なんだから、早々寝るなんて勿体ないじゃない!遊び明かすわよー!」
アオイ「ちょっと…明日は海で運動するんだから程々にね!?」
梅「だーい丈夫よ!」
…なんて言ってた梅ちゃんだけど……
梅「スーッ…スーッ…」
カナヲ「ふふ…梅ちゃん寝ちゃった」
アオイ「もー…あれから二時間も経ってないわよ?」
A「今日はきっと早起きだっただろうし…一日中移動しっぱなしだったから疲れちゃったんだね」
ベッドの上で無防備に眠る梅ちゃんの寝顔を三人で見ながら、その可愛らしさに笑顔を浮かべる
アオイ「…さ、私達も寝ましょうか」
カナヲ「そうだね。明日も朝早いし」
A「じゃあ電気消すね。おやすみ」
「「おやすみ」」
電気を消した部屋は真っ暗になり、それぞれが寝慣れないベッドに身を潜らせる
二人も疲れていたのか、暫くすると深い寝息が聞こえ始めた
だけど私は…
A「……」モゾッ
眠れないな…
真っ暗に感じていた部屋も、数分経った頃には目が慣れて月明かりだけで十分 認識出来るまでになってしまった
時刻は零時をとっくに超えてて、私もそろそろ眠らないといけないのに…
眠らなきゃと思う傍らで、私の脳裏を過ぎる昼間の記憶
_天元「大丈夫だったか?…班の奴らの所まで送る」
A「…」
本当に平然としてたな…先生……
もう私が誰に想いを寄せられたって、何とも思わない事は分かってるつもりなのに
それでも、自分の中のただの思考と…その現実を目の前に突き付けられるのでは やっぱりダメージの大きさは全然違って…
今まで当たり前にあったその温もりも、今は私の物では無い事が辛くて仕方ない
A「…喉 乾いちゃったな…」
夕飯時に買ったペットボトルの中身は、さっき皆でお菓子を食べてた時に飲み干してしまった…
仕方なく財布とルームキーを持って、できる限り物音を立てない様に部屋を出る
ガ……チャン…ッ
廊下は常時電気がついてる為、ドアから出た瞬間 眩しさに目が眩む
…確か、廊下の突き当たりを左に行ったら
非常階段の近くに自販機があったはず……
A「…あった……「…あれ…何で」
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レモネード - なんだかますます二人の距離が離れていきそう……。さすがに昨夜の事を思うと中々寝れもしなかったのかなぁ?それにしても無一郎くん、帰ってきたら真っ先に宇髄先生の所に行って一言いいそうな気がする……。 (2021年8月19日 3時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 姉の蜜璃ちゃんに似て、スタイル抜群ですからねー!遂に先生に直接 昨日の事を聞いちゃいましたね…宇髄先生は一体何て答えるのか…。その返事によって、どんな未来に進んでいってしまうのか…。まだまだ安心出来ませんね… (2021年8月18日 18時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 夢主ちゃんの水着、きっと大胆なんだろうなぁ〜〜。4人で選んだからね。でも昨夜の事を未だに引きずっているのか、まだ宇髄先生のことをちゃんと見れないし、名前を聞くだけでも心臓が脈うつしねぇ……。このままじゃ、童磨か無一郎くんにとられちゃいそう……。 (2021年8月17日 22時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» この先、宇髄先生にとっては 事情を知る二人の存在が大きな支えになるかもしれませんね。そしていよいよ二日目!先生の昨夜の行動で寝不足な夢主…ハードな一日の始まりですが、この調子で大丈夫でしょうか…? (2021年8月17日 9時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 電話の相手は煉獄先生だったのね( ´Д`)=3よかった〜〜。宇髄先生も少しは心のモヤモヤは晴れたかな?夢主ちゃんを幼い頃から知っていて、傍で見守っていてくれた二人だからこそ、悩みを相談できるんだよね。これからどうなっていくのかなぁ…。 (2021年8月16日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年7月23日 23時