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杏寿郎「では、この学活の時間を使って来週のオリエンテーションのチーム分けを行う

まず二〜三人のグループに分かれ、代表者は一人くじを引きに来てもらう

そのくじで同じ数字を引いたチーム同士で最終的に班になり、オリエンテーション当日に一丸となって力を合わせて頂上を目指してもらう!

くじはA〜C組まで合同となる為、このクラス内に限らずA組やB組とも同じ班になる可能性は十分にある。まだあまり交流のない他クラスと仲を深めるきっかけにもなるので、どのメンバーと班を組む事になっても仲良くやるように!

では、まず最初のチーム分けを行いくじを引きにきてくれ」

先生の話が終わると、ばらばらと席を立ち数人ずつで固まってチームを作っていく

梅「Aとカナヲ、一緒に組もうよ」

カナヲ「うん!」

A「じゃあ、私くじ引いてくるね」

梅「よろしく〜」


煉獄先生の所に行くと、教卓の上に置かれた よく見る天辺に丸い穴の空いた箱の中に
いくつかメモ用紙が入っていて順番に一枚ずつそれを引いていく

「おい…次、甘露寺さん達の班がくじ引くぞ」ザワ…「何番だ」「同じ班であれ…!」
「甘露寺さんに栗花落さん、謝花さんなんて最高の面々じゃないか」ザワ…


なんだろ…なんだか凄く視線を感じる
そっか!男の子達、梅ちゃんと同じ班になれるかどうか皆気になってるんだ

きっと仲良くなれるチャンスを狙って……せ…責任重大すぎる!

背中に刺ささる熱い視線を背負い、いざ手を突っ込んで一つのくじを引く


ガサガサ…

A「えっと…31番です」

杏寿郎「うむ。31は…うちのクラスとのペアではなさそうだな!AかBとの組み合わせなので、次の時間までメンバーはわからんな」

「うわー!終わったああ」「神に見捨てられた…!」
「せめて女子チームであれ!」

杏寿郎「こら!授業中だぞ、静粛に!では、次の人くじを引きたまえ」

魂が抜けたような男の子達に申し訳ない気持ちを覚えながらも、カナヲ達の元へと戻る

梅「男子うるさ…たかが行事の班分け程度であそこまで騒げるって理解できない」

カナヲ「皆梅ちゃんと同じ班になりたかったんだよ…そんな言い方したら可哀想だよ」

梅「いやいや、私だけじゃなくてあんたら二人もでしょ?」

A・カナヲ「え?」

梅「え?って……何、あんたら無自覚なの!?信じらんない…」

A「無自覚?何が?」

梅「いや、なんでもないわ…変な男子達と当たらない事を願うしかないわね」

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設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:P | 作成日時:2021年1月6日 2時

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