とある少女の悪夢 【キミガシネ】

1−1　［トリップ、最初の試練］ ページ3

『んー……』


私は目を覚ました。
…ぇ、


『すみませんここ何処ですか？』



今私が居るのは何処かも分からない一面コンクリートの部屋。
今私の居るところだけ質素なカーペットが敷かれている。

本当に何処なの此処。私連れてこられた記憶が無い。
…何か、ちょっと自分と違う気がするけど、多分気が動転してそう錯覚してるだけだ。気にすることじゃない。

…あれ、今更だけど、何処か見覚えがあるような…？
いや、何言ってるの私。冷静になったと思ってたけど、まだ気が動転してるのかな…





　ﾋﾟーｯ ﾋﾟーｯ ﾋﾟーｯ ……



耳が痛くなるほど高い音が近くで鳴る。
…え、何々何事？私スマホとかそう言うの持ってな…いや何かポシェットに入ってる。

…？私ポシェットとかつけてたっけ…？
しかも何この服装。私制服だよ。いつの間にこんな服装になってるの。

でも、その疑問を考える前にスマホから声がした。




＜「…今から貴方にはこの質問に答えて頂きます
正直に答えなかった場合はペナルティーとして死.んでもらいます」＞



………こう言うの、私見たことある…
確か… ［キミガシネ ―多数決デスゲーム―］ って言うの…

それに似てるような気がする…
そこだったら…許せる気が…しない。いや好きだけどさ、ゲームとして見るのが良いの。
実際に行きたくないよ誰が好き好んでデスゲームなんてやるか。少なくとも私は嫌。

…え、嫌…まさか…ねえ…？









＜「その質問は―――――」＞

『―――…ぇ』



そんなことを考えている内に質問が聞こえた。
考えるのを辞め、聞いていたら、

その質問に私は、目を見開くことしか出来なかった。

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