キミのトナリ。

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「っ…んな、可愛いこと言うなよ

ば、ばかじゃないの？」




顔を上げると


裕太の顔が真っ赤になってた。


耳まで赤くて


お猿さんみたいになってた。





「…だって、夢みたいなんだもん。

裕太が私のこと好きだなんて。

ずっと片思いしてきたから…」






こっちまで恥ずかしくなって


顔に熱が集まる。




「…幼馴染としてじゃないよね？」





不安になって聞くと




「…もう、何回言わせるんだよっ」






そう言ってまたチュッと


私にキスしてくれた。






「あ〜も〜っ///

Aのばか。

超、恥ずかしいっ！」




「ちょっと、照れないでよっ！

こっちまで恥ずかしくなる///」





二人して顔が真っ赤になった。








「…せっかくだし、飯、食おうぜ！」




顔が真っ赤になったまま


メニュー表を覗き込んで


照れてるのを隠してる裕太が


すごく可愛いと思った。







私の10年近い片思いも


今日で幕を閉じた。






ずっと願ってた


裕太の彼女になれた。





幼馴染としてじゃなく


これからは彼女として


裕太の隣に居れる。







今、すごく幸せです。









fin.

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