キミのトナリ。

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「…そ、バレないようにしなきゃ

だめなんだよ〜」





なんで裕太はこんなに呑気なの？


週刊誌にも大きく報道されてるのに


うちに来たりして大丈夫なの？


なに考えてんの？





「ねぇ裕太。

うちに来て大丈夫なの？」




「え？なんで？」



「なんでって…」





私も一応、女ですけど。


そりゃ裕太にとっては幼馴染かもしれないけど


ここに来てることもバレて


変に報道されて会えなくなるなんてやだよ。





裕太は別に会えなくなってもいいって思ってる？


てかそんな事まで考えてない？






「…ううん。なんでもない」






ばかみたい。


私だけこんなに好きで。







「仕事なんでしょ？

早く行ったら？

シュークリームありがとう」



「は？なに？

なんで怒ってんの？」



「別に怒ってない」



「怒ってんじゃん」



「怒ってないってば！」





裕太の顔見れない。





「なんだよそれ。

Aが喜ぶと思って買ってきたのに」




呆れたようにため息ついて


その場から立ち上がった。





「帰るわ」




そのまま裕太はリビングを後にした。

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