キミのトナリ。

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裕太は私がシュークリームを


食べてるのを満足そうに見てる。


そんな見られたら恥ずかしいんですけど。









「んで、その荷物なに？」



「あ？これ？」




荷物を見ながら質問すると





「昨日みたいに汚されたら困るから

ここに置く分と、

今から泊まりで仕事あるからその分」





「…ここに置く分？」




「うん。そう」



「そ、そうなんだ」







ほら、たまに訳わかんないこと言う。


何でうちに置いておくのよ。


彼女は？彼女！！





「あのさ、モデル風美女の彼女は？」



「…あぁ。彼女ね…

気になる？」




ニヤリと笑って見つめる裕太。





「っ、べ別に？！」





うそ、本当はすごく気になる。


裕太の彼女のことだもん。





「…好きなんだけどなぁ。

あんな報道されたら、

事務所も圧力かけてくるの」




「……」




あの週刊誌、本当だったんだ。



ちょっと期待してた。


あんなのデマだよって。






「だから、今彼女に会えない

てか、事務所からも釘刺されてる」






好きなんだけどなぁ。


って裕太の口から聞いて


かなり落ち込む。





「おーい。A？

何、ボーっとしてんの？

ちゃんと聞いてる？

Aから聞いてきたくせに〜」





「あ、うん。ごめん。

アイドルも大変だね。

バレないように付き合わなきゃね」




ちゃんと笑えてるかな？


顔、引きつってないかな？





もう、こんなやり取り


本当はしたくないよ。

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