君の手のひらから【K.N】

翔２６ ページ30

受付を終えたころ潤が来た



翔「おーぃ！こっちこっち」



幸いにもすぐに診察してもらうことができた



先生は優しそうな人だ



先「かなり辛そうですね....ベットに寝かせてあげてください」



潤「ニノ...？ベットに横になろうね？」



二「や.....じゅ....く.....」



涙目で見つめ返すニノ



その可愛い顔は反則



潤「すみません...このままで大丈夫ですか？」



先「大丈夫ですよ。では症状を教えてくれますか？」



俺達は今までにあったことを全て話した



先「指の痛みですか？ちょっと見せて貰えます？」



ニノの指を見ながら何やら考えている先生



先「今までの話を聞いているとひょうそからのリンパ管炎が疑えますね」



ひょうそ...？



その病名は聞いたことがない



リンパ管炎はニノが前に...



先「きっと指先にばい菌がはいってしまってそこから全身に広がってしまったのかもしれないですね」


やっとニノを苦しめるものが見えた気がした



翔「治療はどうするんですか？」



先「入院して貰うのが一番ですね...熱も高いので」



二「いや.....いや....だ....よ......」



弱弱しく訴えるニノ



見ているのが辛い程だった

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