君の手のひらから【K.N】

ニノ３ ページ3

すぐにねむった翔ちゃん。寒そうだから毛布をかけてあげる。



収録は昼からだけど朝から取材、撮影、と立て込んでいる。


しやがれだからリハはない。



そのぶん臨機応変にしなきゃいけないから大変だ。


すると大野さんと相葉さんがきた。


二「あれ。一緒？」


大「そこであったの。ね。」

相「うん。翔ちゃん寝てるの？」


二「なんか今日泊だったらしいよ。」


大「かえってないの。」


二「うん。だから静かにね。相葉さん。」


相「なんで俺？ま、いいや。すっごいお腹すいた。」


二「弁当あるよ。」


相「やった！ニノなにがいい？」


ニ「ハンバーグで。」


相「はい。あ、これ箸ね。」


二「ん。サンキュ。」


大「おれも食おっかな。」


割り箸を割って箸を握る。


二「いっ…！」


また激痛が走り箸を落としてしまった。

相「なに？どうした？」


二「なんでもない…」


相「ならいいけど。」


箸が持てないなんて。


右で持つか？


右で持ってみたけどダメみたいだ。


上手く動かない。


これじゃなんにも食えないじゃん。


相「なに？食べないの？」


二「食べるけど…」


そっか！


フォークだ。


割り箸と一緒においてあった。



やっと食べれる。


大「朝からハンバーグは重くない？」


二「いいの。好きだから。」


その後潤くんもきてみんなそろったところで今日はじめの仕事の雑誌の撮影がはじまった。

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