君の手のひらから【K.N】

翔１８ ページ18

二「ぐすっ…や…ぁ…」



翔「終わったよ。」



まだぐずっていたがだんだん大人しくなるニノ。



翔「おっ…ねちゃいそうかな？」



ニ「…はぁ……っ…」



潤「大丈夫。ずっとここにいるから。」


松潤がそういうと安心したのかまぶたがとじていった。


翔「ね…ねた…」


潤「おつかれさん。」


翔「にしてもあんなニノ始めてみた…」


潤「熱が高すぎてなにしてるかわかんないんだよ。」


翔「あぁ」


潤「つぎ起きたら熱はかろっか。」


翔「だね。」


ひとつ気になることがある。


翔「これ、風邪じゃないよねー」


潤「やっぱりそうなのかな。」


風邪の症状の鼻水とかないし…


翔「明日下がらなかったら病院だな。」


潤「さ、ニノも寝たし俺らもきゅうけいするか。」


翔「俺も仕事するか。」


潤「ドラマ？」


翔「いろいろよ。」


それぞれ自分のことをすること数時間。


二「…んっ…」





潤「起きたね。おはよう。」


二「は…よ」


翔「もう痛くない？」


二「ちょっと…」


潤「どこが痛かったの？」


二「全身」


翔「そっか。」


じゃあ忘れないうちに


翔「熱はかっていいかな？」


二「脇…いたいよ」


潤「おれ、口内式のあるよ」


翔「まじ？なんでもあるな。」


潤「俺がつかうからな。」



二「おれも…ある」


翔「ホント？」


二「ん、もらった。あの棚…」


潤「はいはいこれね。」


翔「口あけて。」


二「んっ…」


体温計をみつめる俺ら。


いったいいつまであがるのだろう。



潤「３９度２分。ちょい下がった。」


翔「下がってないよ！」


３８度台までいけば違うんだろうな。

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