君の手のひらから【K.N】

ニノ＆翔１６ ページ16

有「どうでしたか？」


車にもどるとさっそくきかれた。


二「かぜって…」


有「よかったですね。でもしばらくは安静にしてくださいよ。」


二「仕事どーすんの…」


有「二宮くん次第です。明日連絡してください。」


二「ん。わかった。」



家について翔ちゃんと一緒におりる。


有「おだいじに。なんかあったらよんでください。いつでもいきますから。」

翔「はい。ありがとうございました。部屋いこっか。」


二「いく…」




翔ちゃんに手を引かれ部屋に帰った。


・・・・・・・・・・・・
翔

二「…んっ…はぁ…はぁ…っ」



あまりに高すぎる熱。


このまま上がりつづけると思うと恐ろしすぎてこっちが身震いする。



とにかく頭とかを冷やしまくる。



翔「ニノ…解熱剤飲める？」


二「…んっ…や…だ…」


翔「なんで？熱下げないと危ないよ。」



二「…っ…いたいよ…いたいっ…」



翔「どこ？どこがいたいの？」



二「いたいっ…ふぇっ…」


翔「ニノ…」


どうしよ。


わかんないよ。


翔「泣かないで教えて？ね？」


二「えっく…っ…しょーちゃ…」


翔「なに？どこ？」


二「しょー…ちゃ…いたいよぉ…！」


全身を身じろぎさせて泣くニノ。


いまのニノにはなにをいっても伝わらないだろう。



翔「大丈夫だよー。どこがいたいのかなー？」



ニノが泣くなんて尋常じゃなく痛いんだろう。



俺だけじゃダメだ。


翔「だれか呼ぼう。」


一番たよりになる松潤を呼ぶことにした。

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