78話:おでかけ ページ5
「簪は？付けてくの？」
『……うん！お願い！』
「分かった！」
何となく、簪は外せない。ずっと身に付けていたそれは、気づけば私のお守りのような存在になっていた
・
・
『それじゃ、行ってきます！』
「うん！いってらっしゃい！」
玄関先でお茶子ちゃんと別れ、正門へと向かう。正門付近では私服姿の竈門くんが何故か深呼吸をしながら待っていた
『竈門くん？おまたせ』
「うわっ！あぁA！俺も今来たばかりだ！」
その割には、鼻先が少し赤い。きっと早くから待っててくれたのだなと何となく分かった
「じゃあ、行こうか！」
『うん！』
・
「あれ？麗日さんAちゃん知らない？？」
「デクくん！Aちゃんならお友達と遊びに行ったよ」
「そっか……」
Aちゃんの大好きな抹茶ソーダを買ってきたから渡そうと思ったんだけど……冷蔵庫で冷やしておこう
・
・
電車に揺られ20分程度。とある駅で降りた後、竈門くんに連れられ大きな公園のような場所へやって来た
『竈門くん。ここなに？』
「……内緒！」
へらりと笑う彼に疑問符を浮かべながらもついて行く
「すみません、昨日電話した竈門です！」
「あぁオーナーの！分かりました！こちらになります！」
受付所でお姉さんからチケットを2枚貰い、中へと通される
『あ、あの？竈門くん？？』
「もう少しだ！もう少しで着くぞ！」
『だからどこに！？』
・
そして、広間までやって来た。頭上にはLEDライトのようなものが幾つも枝垂れている
「よかった丁度だ！10、9、8、7……」
『え？』
突然カウントダウンを始めた竈門くん。ふと腕時計に目を向ければ、16時59分54秒を指していた
『(5、4、3、……)』
自然と私も心の中で数える
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
