90話:レッツゴー産屋敷邸 ページ17
「きりーつ、気をつけ〜礼！」
『ぅありがとうぅございましたぁぁぁぁぁ！！！』
「お、」
「はっや！」
SHRも終わり、号令の直後誰よりも早く教室を飛び出しロケットスタートを決める。一段飛ばしで階段を駆け下り靴を素早く履き替えた
・
『たんじろぉぉぉぉ！！！』
「あ！A〜！！」
こちらを見るなり手を振り笑いかける彼の元へと駆け寄った
『ごめん炭治郎！基礎学が長引いちゃった！！』
「大丈夫だ！俺も今来た所だから！」
このやり取りにデジャヴを感じる。パン、と顔の前で両手を合わせホントにごめんと謝る私。そして、気にしないでくれ！と返す彼からはなんだか嬉しそうな気配がした
『なんか、いい事でもあった？そんな感じがする』
「え？あぁ勿論だよ！Aが俺を名前呼びしてくれたこと！前まで"竈門くん"って言ってただろ？
嬉しくてさ、そう呼ばれる度に"ようやく思い出してくれたんだ"って……」
『炭治郎……』
頬を掻きはにかむ彼の横顔を見ながら2人で並んで歩き出す。炭治郎達には、本当に申し訳ないことをした。寂しかっただろうし、苦しかっただろう。目の前にいる仲間を救えないもどかしさ……私だって、何度も経験した
『炭治郎、私もう！絶対忘れないから！！みんなのこと！』
自然に、両手でスカートの裾をギュッと握りしめた。真っ直ぐに彼を見つめて力強い声でそう言えば
「……あぁ！約束だ！」
柔らかく微笑んでくれる。その、太陽のような眩しい彼の笑った顔に少しだけ胸が高鳴った……気がした。
・
・
「ここだ！着いたぞA！」
『え………
でっっか』
広大な敷地に何軒も並んだ立派な屋敷。恐る恐る中へ入ってみる
『ここ、お館様の……』
「あぁ！大正の時と造りは変わらないそうだ！」
山を丸々買い取ったというのが驚きだ。街中の土地をこれだけ大規模に造り替えるその財力は一体どこから湧き出てくるのか……確か、政府非公認の組織だったはずだけど
「俺がお館様の元へ案内するよ！こっちだ」
困惑気味の私の腕を引き、とある屋敷の前までやって来た
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - hさん» わぁ嬉しいです(●´▽`●)なるべく早めに更新できるよう頑張りますね！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - なのはさん» 落ちですか〜！実は、この小説を作った当初から既に落ちは自分の中で決まっております(●´▽`●)ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、最後までご愛読頂けると嬉しいです！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます！！モチベによって更新速度が変わっちゃいますが、なるべく早めの更新を目標に頑張っていきます！ (2020年5月17日 23時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - こんなに続きが楽しみな作品初めてです！これからも楽しみにしています！ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 0e4226bf7e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、オチは炭治郎でほしです！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年3月4日 18時
