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君を信じてたんだけどなぁ・・・ ページ1

「ねぇ、なんであんたがここにいんの?」

「死んでくれない・・・?」

クラスメイトの悪口が頭に響く、頭がいたい。

なぜこんなことになったかというと、好きな人が、私に振り向いてしまって
自分に振り向いてもらえないっていう、ただの逆恨み。


の、はずだったんだけどね・・・

いつからだろう、ただのストレス解消のいじめになったのは。


いつからだろう、私の好きな人が、そのいじめに加わりだしたのは。

「そこで、何してるの?」

「あぁ、深月君・・・」

深月君。私の好きな人。

でも、もうあの笑顔は見られないらしい・・・。

「何してるの?って聞いてるんだけど。」

「ご、ごめん。いまどくよ・・」

「もし、誰かにチクったら許さないから・・・(ボソッ」

私は一生懸命うなずいた。

それ以外出来なかった・・・

「じゃあね」

深月君は、何をおもったのか、満面の笑みで別れを言った。


本当の別れになるとは私は全く思っていなかったが。


私は、深月君に別れを告げてから、屋上に向かった。

私の心は、もうずたずただった。

だから、私の心と間逆な、綺麗な空が見たかったのかもしれない。

それが、間違いだなんて今でも思わない・・・。




最後まで、信じてたのが馬鹿らしいくらい、君が好きだった私へ

私は、今でもあのあと屋上に行ったことに悔いはないよ。

あぁ、でも。一つだけ言うなら、深月君をどこかでまだ信じてた自分を

あの、優しい深月君に戻ってきてくれることを、信じてた私を殴りたい。


死んでしまったんだ、私は。

どれだけ悔いても、過去は戻らない。



せめて、君のことを知れればよかったなぁ・・・

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作者名:桜也十 | 作成日時:2016年1月25日 1時

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