執事の解析 ページ38
伏見side
昨日、坊っちゃまはうるさかった
悪いことではないのですがね
真白トモというご友人ができた事が余程嬉しかったらしく、やたらと使用人に話していた
昨日は旦那様や奥様が屋敷にいらしたので、御二方にまで自慢をしていた
お2人は坊っちゃまに友達が増えたことに感銘したらしく喜んでいたのはいいのだが、真白トモという名前を出すと少々驚いたように見えた
そんなの気にする間もなく坊っちゃまは明日こそ共に帰ると目標を掲げ
挙句の果てにお弁当を共に食べようと考えているらしく
私が毎日手間暇かけてお弁当を作っているのにも関わらずシェフに三人分のお弁当(恐らく紫之様と彼と坊っちゃまの分)を作らせていたことを朝知った。
まぁ坊っちゃまがご友人を増やされることは素敵で
トモ様も姫宮という名前関係なしで坊っちゃま自身を好いてくれたという方
とても心優しい方だと日々樹様にもお聞きしたので安心しております
しかし今朝の旦那様達の言葉を忘れないようにしなければ
「真白トモさんについて、周りを調べてほしいんだ。」
「一応だけど。桃李が失礼な事をして怒らせるようなことがないようにお願いするわ」
その言葉に少し驚いた
どう見ても彼は一般家庭の凡人
なぜここまで?
彼には何かあるのだろうか
確かにあの有名な真白家であれば姫宮よりも長く続く家柄であり総資産額も事業展開も天祥院家には劣れど、姫宮など足下にも及ばない。
しかしトモ様は見たところ一般人であるし
それにあそこは一人娘がいただけであるはず
たしか天才ヴァイオリニストとして小学生までは国際大会に出ていたりしていたが今は昔から体が弱かったということで療養中と聞いたが
それに、幼少期私も坊っちゃまも彼女にお会いしている
坊っちゃまと同い年の小さな宝石を詰め込んだような少女は天真爛漫でいつもニコニコしていて
坊っちゃまと私は恋に落ちた。初恋というものをしたわけだ
まぁ朱桜のところの坊っちゃまの許嫁だという話は置いておこう
ヴァイオリニストとしても腕が高く、コンクールや発表会、そしてパーティーなどでよく演奏を聴いていた
そんな彼女を間違えるわけが無い
あの天使を絵に書いたような子と、この子が同じなわけがない
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめの(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございました。これからも少しずつになりますが更新していくので何卒よろしくお願いいたします (2017年6月23日 22時) (レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - 一番最後のページで英智が喋ってる所の表示が桃李のものになってますよ〜。 あと英智の台詞で「けいとたち」になってますが、「敬人達」ですよ! (2017年6月9日 22時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 超好みです!読んだ瞬間からこれだ!と思いました笑ビックリするくらい性癖掴まれてて「ばれたか…」っていう気持ちです笑笑更新楽しみにまってます!頑張ってください!!! (2017年6月8日 0時) (レス) id: 1758fbf6cb (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - あっごめんなさい!コメントする作品間違えました…前のコメントは無視してください♪ (2017年6月3日 10時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを守る騎士 - とっても面白いです!更新待ってます!!! (2017年6月1日 18時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめの | 作成日時:2017年4月5日 20時