兎というより眠姫 ページ24
宙が連れてきた子は渉兄さんの後輩だった
side夏目
茶髪の髪で顔を隠して瓶底メガネをつけて
アイドル科なのに顔を隠すとは何事だと思うし
そもそもこんな平凡な子何故ここに？
それに、あの渉兄さんが気に入る理由さえも分からない
そう思っていた
宙から聞く話を聞くまで
宗兄さんたちに喧嘩を売るのもなかなかやるなと思ったし
なにより、大切な人の為に退学までかけるのは凄いと思った
僕だって兄さん達のために、退学をかけられるかと言ったら迷わずに頷けるわけじゃないと思う
そしてあのfineに貶されたValkyrieを褒めていたときいた
退学に追い込まれそうなのに。
宗兄さんは仁兎なずなという人物が大切だ
不器用なだけで誰より大切にしている。
それを理解している彼に興味を持った
平凡だけど
渉兄さんが一目置く理由がなにかわかるかもしれない
いや既にわかりかけていたのかもしれない
長い前髪に触れると触り心地に違和感
これ、ウィッグ？
引っ張ればパサりと落ちる茶色の塊
そこから出てきたのは白に近い金髪の髪だった
夏「ハ？」
あわててメガネも取ってみれば今は閉じられているものの長いまつ毛が影を落としていた
血のように真っ赤な濡れたくちびるに
雪のような青白い肌
このアイドル科にいれば顔の整った人物なんて見飽きているが
その誰よりも群を抜いて美しい、いや可愛い顔だった
まるで眠り姫のような彼に目を丸くする
宙「変装してたのな･･･？」
夏「そのようだネ、凄くカワイイ」
そっと頬に掌を伸ばした時だ
パチリと大きな瞳が開き空を移したような綺麗な水色の宝石のような瞳があらわれる
綺麗だと目を奪われていれば彼はむくりと起き上がった
「ここって･･･〜！！」
いきなり立ち上がったせいかグラりと傾く彼を抱き支える
夏目「倒れてたんダヨ、無理に立ち上がらない方がイイ」
「え･･･先輩？あれさっき僕たしか宙くんに･･･連れられて」
宙「宙がここまで連れてきたのなー」
「あ、うん？？って、あれ？」
そこで違和感に気がついたように頭に触れた彼に微笑みながらウィッグをチラつかせれば面白いくらいに青ざめた顔
「！！え、なんで！というかメガネも！うわぁ！！？」
夏目「とりあえず落ち着いたラ？」
「落ち着けないです！返して！」
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ゆめの(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございました。これからも少しずつになりますが更新していくので何卒よろしくお願いいたします (2017年6月23日 22時) (
レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - 一番最後のページで英智が喋ってる所の表示が桃李のものになってますよ〜。 あと英智の台詞で「けいとたち」になってますが、「敬人達」ですよ! (2017年6月9日 22時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 超好みです！読んだ瞬間からこれだ！と思いました笑ビックリするくらい性癖掴まれてて「ばれたか…」っていう気持ちです笑笑更新楽しみにまってます！頑張ってください！！！ (2017年6月8日 0時) (レス) id: 1758fbf6cb (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - あっごめんなさい!コメントする作品間違えました…前のコメントは無視してください♪ (2017年6月3日 10時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを守る騎士 - とっても面白いです!更新待ってます!!! (2017年6月1日 18時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめの | 作成日時：2017年4月5日 20時
