君にこの気持ち伝えたくて (ページ34)

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神頼みページ34

A「あのね、紫耀くん」

紫耀君

持っていたかき氷を

口に含んで

紫耀「ん？

うわっ！冷たっー」

って自分の頭をトントン叩く。

「ん」って

食べる？の意味で

器とストローを差し出すから

頭を横に振ったら

またそれを食べ進める紫耀君。

A「紫耀君、私ね…」

チューってストローで

かき氷を吸いながら

私を見るから

その姿が可愛いく目に映る。

A「えっと…」

決めたんだよ？

今日、全て話すって

だけど

いざ話そうと思うと

どう話始めたらいいか

頭がうまく回らなくて

口ごもってしまう。

紫耀「Aさ、」

そんな私に

紫耀君が口を開く。

紫耀「俺と一緒にいていいの？

ほら、前は竜と一緒だったしさ…。

一緒に夏祭り来といてなんだけど…

もし、彼氏とかいるんだったたら…」

氷をサクサクとストローで

突っつきながら

突然そんな事言うから

A「今は…

紫耀君と一緒がいいんだよ。

それに、彼氏なんていないよ。」

紫耀「そっか」

って紫耀君、安堵の表情を浮かべる。

A「紫耀君は？私と…いや、何でもない…」

言いかけて

言葉にするのをやめた。

だって…

その先を聞いてしまったら

私、

戻れなくなっちゃうと思ったから

紫耀「…俺もAと一緒に居たいよ。」

これからも

紫耀君の傍に居たいって

思ってしまうから

A「………。」

やだなぁ、もう。

神さま…

ただただ嬉しく思ってしまう私を

どうか、許して下さい。