変化 ページ1
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「ツナ、こんぶ？」
『うん、そう。４人になったんだ。女の子。釘崎野薔薇っていうの』
「明太子？」
『うーん、どうかなぁ。……あ、ほんとだこれおいしい』
「高菜、ツナツナ」
『だって棘たちとすれ違っちゃったんだもん』
「ツナマヨー……」
机に立てかけたスマホに向けて、狗巻はあからさまに不満げに唸った。
しょうがないじゃん、賞味期限今日までだし。とAが頬張るのは、狗巻ら2年生のために買ってきたという仙台土産だったもの。真っ白でモチモチした生地に包まれているのは、ずんだ餡と生クリームらしい。五条に勧められて買ったそうだ。
２年生の三人と、ちゃっかり自分の分と４つ。だがそれももうすでに残りひとつになっている。
「……おかか。」
『……』
「おかか！」
『2回も言わないで。サイテー』
「だがなぁ！めんだいごぉ！」
『失礼な！ちゃんとトレーニングしてるし管理してるの！大丈夫なのっ！』
画面の向こうで、Aが怒ったように、でも少し恥ずかしげに顔を赤くした。
「何騒いでんだよ棘……って、Aじゃん」
『？……真希さん！』
「俺もいるぞー」
『パンダ先輩っ！お疲れ様です！』
二人の騒ぐ声にひょっこりと顔を覗かせたのは、真希とパンダ。ジト目の狗巻越しに、真希とパンダは画面を覗き込んだ。
「何食ってんだ？」
『真希さんたちのお土産です、仙台の』
「土産って、食ってんじゃねーか」
『腐ったのあげるよりマシです。供養です』
「何言ってんだコイツ？」
「おかか、ツナマヨ」
『とーげー』
すぐに悪ノリする狗巻に、Aはさらにムスッと頬を膨らませた。
「ま、いいや。そういや一年増えたんだってな？」
『はい、2人。原宿まで迎えに行ってきました』
「なんで原宿？？」
『んー。本人の希望らしいです』
「変わった奴もいるもんだな」
『はあ……』
ほほう、と謎に頷くパンダ。何に頷いているのかさっぱりだが、パンダに変人扱いはされたくないだろうなぁ、とAは曖昧に返事した。
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若葉 - 気になるぅぅぅ〜!!更新楽しみに待ってます！ (2022年9月8日 19時) (
レス) @page4 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
早瀬モモコ(プロフ) - ちょこぷりんさん» ちょこぷりんさん、お久しぶりです！更新待っていただいてありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年6月11日 9時) (レス) id: 8442258d5b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぷりん(プロフ) - お久しぶりです！更新嬉しいです！ありがとうございます😭😭これからも楽しみにしていますね❕ (2022年6月8日 19時) (レス) @page1 id: 7ac428c852 (このIDを非表示/違反報告)
花梨 - とても面白いですね！ 更新、大変だと思いますが自分のペースで頑張ってくださいね！ 私も呪術廻戦の作品を書いてますが良かったら作品の題名を教えますか？ (2022年6月7日 22時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
早瀬モモコ(プロフ) - よつぎさん» よつぎさん、コメントと深夜の一気読み！ありがとうございます！勢いあってすてきです！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします！ (2022年5月26日 22時) (レス) id: 8442258d5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：早瀬モモコ | 作成日時：2022年5月23日 22時
