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「…和、くん？」
見間違いかと思った。
会いたすぎて幻覚が見え始めた？
N「…ん、久しぶり。」
ぎこちない笑みを浮かべ、
私の目をじっと見つめる。
「…あ、とりあえず入る？」
N「あー、うん…。」
廊下で話をするのも何だし、
部屋に入ってもらうことにした。
いや…話したくないかもだけど、
まあ、大野さんが戻ってくるまで。
「あ…コンサートお疲れ様。」
N「ああ、ありがと。」
でもそれ以降、
何も話す気にはならなくて。
ブー…
バイブの音がやけに聞こえた。
N「はあ？…何アイツ。」
和くんは画面を見ながら、
ブツブツと呟いてる。
その時、私にも、
メッセージが届いて。
大野さん：俺らからのプレゼント！
…ま、まさか。
プレゼントって…。
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作者名：芽依莉 | 作成日時：2016年4月20日 16時
