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封筒に入ってた名札を見せ、
関係者以外立ち入り禁止
というところから中に入る。
…こんなとこ、
私が来てもいいものか。
ス「こちらにどうぞ。」
案内された席は、
関係者席じゃなかった。
「…ここ、ですか？」
ス「ここだと伺っておりますが…。」
だって、ここってさ、
自分で当てるなんてほぼ不可能だよ。
「あ、ありがとうございます。」
案内してくれたスタッフさんに
お礼を言ってその席に腰掛けた。
なんていい人たちなんだろう。
もしかして最初から、
私を招待するつもりで…？
ねえ、和くん。
あなたの仲間は素敵な人ばかりだね。
「…もうっ…、」
コンサートが始まる前から、
こみ上げるものがあった。
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作者名：芽依莉 | 作成日時：2016年4月20日 16時
