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予想外の展開、とはこういうことだろう
四級並みしか出てこないから油断をしているとその隙を突かれぶっ飛んだ、運よくなのか悪くかは知らないけどとんだ先には棘と優太
準一級相当、一体なら余裕で祓えるはず、だけど
さっきから感じる桁違いの呪力を持った誰か、呪霊なのか呪詛師なのかは分からないけど凄い強いことはわかる
参戦でもされたら正直どうなるか分からない、でもある一定の距離を常に取ってることからただ見学に来てる様にも思える
「捻じれろ」
なんて私が考え事をしていると呪言を使う棘
「待って!」
なんて私の声は間に合わず棘は吐血する、そんな棘を追い打ちで呪霊の術が降りかかるも間一髪で優太が守ってくれる
「優太こっち!」
と棘を担いだままの優太を呼び先導する、取り敢えず体制を整えたい
「アホ!あれは準一級、二級の棘には負担多いの!ポンポン呪言を使うな!」
「じゃげ」
と言いながら指を治す棘、そしてそれを心配する優太
優太を前になんて出せない、折本里香が出たらどうなるか分からないし、多分出したら悟さんと優太の首が飛ぶ
棘は多分そろそろ限界、あそこの喉薬が手に入ればもう一回呪言を使えるか使えないかの領域
私が領域展開して下手に折本里香を刺激して変に暴走されるのもあれだし
「オッケー、私が行く、二人はここで」
「ごん゛ぶ」
「却下、私が一人で行く」
と棘の自分が一人で行くという提案を拒む
自分の目の前で重症負われてたまるか
「二人とも、一人で行こうとしてるってこと?」
という優太の問いに頷く私と棘、優太を前にだけは出せない
「ありがとう二人とも、でも大丈夫だよ」
と優太が言い刀を背負い直す
「三人で頑張ろう!」
そんな強い意志を瞳に宿した彼を見る私と棘
「折本里香だけは出さないでね」
「じゃげ」
「あはは、わかってるよ」
「じゃあ、パパっと祓いますか!」
と言い伸びをして歩き出す
さっきから見ている強い呪力の持ち主には警戒しながら
.
.
「狗巻くん!」
「棘!」
「潰れろ!」
と棘が言えば呪霊は祓われる、流石呪言、あれをまともに受けたくはないな…
やったね、と三人で喜びハイタッチをする
高専に通ってたらこれが日常なのかな
「双葉さんも送っていきましょうか?」
「あ、大丈夫です、この後用事があるので」
と言えば伊地知さんは棘と優太を連れて車を走らせる
行ったのを確認してくるりとさっきの場所へと戻る
「さっきから見てたの気づいてるけど」
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作者名:天音 | 作成日時:2021年1月9日 19時