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潤は仕事に行く前と後
朝と夜にご飯をくれて、私を散歩に連れて行ってくれた。
潤は朝起きるとまず散歩に連れて行ってくれる。
散歩から帰るとご飯。
夜は、仕事から帰るとまずご飯。
潤の足元に私のご飯を出してくれるので、いつも一緒にご飯を食べた。
前のウチでは私はひとりぼっちだったから、ご飯はいつもひとりで食べていた。
それが普通だった。
潤と一緒にご飯を食べるまで知らなかった。
誰かと一緒に食べるととっても嬉しいってこと。
前に潤が濡れて帰ってきたとき
私にご飯を出してくれたのに、潤はご飯を食べないで先にお風呂に入っちゃったことがあった。
潤は「食べていいよ」って言ってくれたけど、潤が戻ってくるまで待っていた。
お風呂から戻った潤はまだ食べていなかった私を見て、一瞬びっくりした顔をした後、とても嬉しそうに笑った。
その時思ったの。
潤も誰かと、私と、一緒にご飯食べると嬉しいんだって。
夜は、ご飯を食べ終わったら散歩。
潤の家の窓から見える公園が散歩するところだ。
でもたまに夜の散歩は無しになるときがある。
その時の潤からは、いつも変な匂いがした。
でもこの変な匂いがするとき、潤はとても機嫌がいい。
私のことを抱き上げて、いっぱいキスしてくれるし、いっぱい頭を撫でてくれる。
この時の潤のご飯は水で
いつも椅子に座るのに、この時は床に座って、私が食べてる間近くにいてくれる。
そして、ぎゅっと抱きしめて、たまに、いつもは入れてくれないベッドの中に入れてくれて、一緒に眠ることができた。
だから変な匂いが私は好きだ。
潤は私を仕事以外のところには、どこに行くときも連れて行ってくれた。
私と潤はいつも一緒だった。
そして。
公園の葉っぱがほとんど地面に落ちて樹が寂しそうにし始めた頃。
潤にはもう一人友達が増えた。
その友達は女の人だから、彼女と言うらしかった。
潤がいつも言う。
「Aが人間の女の子だったら、絶対俺の彼女にするのになぁ」
って。
でも私は人間の女の子じゃない。
だから潤は、人間の女の子のレイを、彼女にしたんだ。
潤の友達は、雅紀も和君も翔さんもみんな優しくていい人で大好きだから
レイもきっと大好きになると、そう思ってた。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
