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温かい日差しが窓から差し込んでる。
あれから、レイに
「Aが吠えるのには理由があると思うんだ。だから一緒にAが吠えないように考えてくれない？Aと仲良くしてほしいんだ」
と話したけど
「私のせいなの？私なにもした覚えないわよ。犬の方に問題があるんじゃないかな。私の方が教えてほしいわ。私だっていつもいつも吠えて邪魔されるのは嫌だもん」
確かに、Aは最初にレイに会った時から吠えてた。
「・・・はぁ。もうどうしたらいいかわかんねぇ」
Aを抱き上げながら窓の外を見ると、公園の桜が満開だ。
「花見行きたいな」
今日から一泊二日でレイと旅行に出かけるから、Aとは明日の夜まで会えないなって思いながら、Aに頬ずりする。
「もうすぐAの誕生日だなー」
Aがこの家にやってきた日を、Aの誕生日と決めていて、お祝いしようと思ってるんだ。
犬も食べられるケーキがあるって雅紀から聞いて、ネットで予約もしてある。
時計を見ると雅紀との約束の時間までもうちょっとある。
「あ」
昨日、Aに食べさせてやってもらおうと、Aの大好物のイチゴを買っておいたんだけど、今ちょっと食べさせよう。
Aが嬉しそうに食べるとこ見たいし。
残りをそのまま雅紀に渡せばいいや。
お皿にイチゴとミルクを入れて、Aのところまで行くと、匂いでイチゴだってわかったのか、
床に置く直前にAが飛びついてきて、ミルクがこぼれてしまった。
「うわっ。・・・あー」
Aのお出かけ用の足のリボンにミルクがかかってしまった。
あちゃー・・
どんだけイチゴ好きなんだよ(笑)
着替えを、と引き出しを開けると、Aに一番似合ってる天使みたいな白い服が目について
これにするなら、リボンはやっぱりこのピンクのリボンだよな、って
最近は家にいるときしかしなくなった、最初に買ってやったピンクのリボンを手に取る。
結ぶタイプのこのリボンは、公園で和君と遊ぶのには向いてなくて
和君が興味を示して、つい引っ張ってしまうから
ほどけて失くしてしまわないように、ゴムの入ったすっぽりとはめられるリボンを出かけるときにはするようにしていた。
雅紀には予備で、はめるリボンも渡せばいいか。
着替えさせ、リボンもほどけないように、ぎゅっと結ぶ。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
