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「Aはかわいいから、きっと何でも似合うよなぁ。もう全部買ってやりたい。いや、買おうかな」
真剣に悩む俺を見て雅紀が笑う。
「潤、もうAちゃんにメロメロだね」
「メロメロなのはAの方だよ。俺が帰ってきたら、すっげー嬉しそうに走ってきてしっぽ振るんだ」
「ふふ。そうなんだ」
「Aは甘えん坊なんだよ。常に上目遣いで俺のこと見てさ。いつも俺の後をついてくるんだ」
「上目遣いって、当たり前じゃん。潤、顔がデレデレだよ(笑)」
「できることなら仕事にも連れて行ってやりたいよ。あんな長い間、家でひとりぼっちで留守番してるのかと思うと心配で」
「え？無視？(笑)でも潤えらいよ。朝苦手だったのに、Aちゃんのために早起きして、ちゃんと散歩連れてってあげてるんだろ？俺、正直潤には無理だろうなって思ってたから」
「それは俺も思う。俺えらいって(笑)。でもさ、来年の今頃は早起きがもう普通になってるよ、きっと」
「かもしれないね」
雅紀が、天使ちゃんみたいだね。と言ってくれた白い服が一番のお気に入り。
それ以外にも何着か買ったその帰り道も、Aの話をした。
「Aはかわいいだけじゃなくてすごく賢いんだ。俺の言うことがちゃんとわかってるんだと思う。これは触っちゃダメだぞって教えると次からは触らないし。それになっ、ありがとうするんだ」
「ありがとう？」
「そう。ご飯出してやったり体洗ってやったりした後、俺が顔を近づけるとペロッって俺の顔を舐めんの。最初はびっくりしたけど、これって言葉を話せないAからのありがとうなんだなって気づいて。なっ？Aはすっげーお利口さんだろ？」
「ふふふ。そうだね」
膝に抱いてたAを抱き上げて
「見た？あの顔。君の飼い主はやっぱり君にメロメロだねー」
「え、何？」
いまいち聴き取れなくて聞き返した俺に
「Aちゃんと俺だけの秘密〜」
と雅紀が言うと、Aが「ワンっ」と鳴いて
「やっぱお利口さんだ」
と二人で笑った。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
