��STORY30 ページ30
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あ「そう、かな…」
･
複雑そうな表情は、俺が具体的なアドバイスをしなかったからだろう。
でも、それだけじゃない
その表情は。
･
優「お嬢様は、何が心配なんですか？」
黙ったままなのをいいことに、図星を突かれたことを仕返しするみたいに
俺の言葉はまっすぐ核心をついた
･
優「もしかして、
･
自分の方が
大我に嫌われてるんじゃないか、って心配、とか」
･
明らかに、彼女の瞳が揺れた
図星、か。
･
あ「…だって、また勝手に冷たくされて
心配になるに決まってんじゃん…」
絞り出すみたいな、言い訳。
優「大丈夫です、そんなに気にしなくて」
俯いた彼女に、繰り返す
･
事実、大我はお嬢様を嫌いになるどころか、なわけだし
それを心配しているお嬢様は
健気で。
･
見ていて疼く
無意識に、彼女の意識の中に入り込んでいる大我にも
無意識に、大我に素直に振り回されてる彼女にも。
･
いじらしくて、逸らしたくなる＿＿＿＿＿
･
優「…お嬢様は、大我のこと嫌いじゃないですよね？」
問いかければ
あ「そりゃ、嫌いな訳ないよ」
だから悩むんじゃん、なんてさらりと言ってのける
･
優「じゃあ、大丈夫です」
念を押すように。
彼女の中に大我ばかりが映らないように。
それは、俺の中でも無意識で。
･
あ「優吾が言うからには、そうなんだろうな…」
俺の勝手な私心を挟んだアドバイスも
彼女はやっぱり素直に受け止めて。
あ「ありがと」
優「何も…きちんと助言できなくて、すみません」
胸悪く残った、罪悪感に沿って謝れば
にこって笑顔を返して。
･
あ「また、来ていい？」
優「え？」
あ「え、駄目？」
口を尖らせて、不満げな彼女を拒絶する理由なんかなくて。
･
優「俺で良ければ、いつでもどうぞ」
あ「…良かった」
パタン、って静かな音に
俺は、深い溜息を吐いた
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Sachan(プロフ) - 5を読みたいのですが、パスワードがわからなくて読めません。よろしければ、パスワード教えていただきたいです。 (6月1日 21時) (
レス) id: 1e60780e56 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑☆(プロフ) - 続きが見たいです。パスワード教えていただけないでしょうか (2023年3月19日 3時) (レス) id: 83d85b28f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタ佐藤(プロフ) - 楽しく拝見しております、続き見たいです、パスワードお願いいたします。 (2022年9月27日 12時) (レス) id: ec201de6e3 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - 初めまして！続きが見たいのでパスワード教えてい他だけないでしょうか (2022年7月20日 19時) (レス) id: 5fe1af8d36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして。続きが読みたいのでパスワード教えていただけないでしょうか！！ (2022年3月15日 0時) (レス) id: 151b19784b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2014年4月20日 4時
