��STORY27 ページ27
B*yugo*
事務が終わって
自分の部屋に戻ろうと、螺旋を上がれば、
･
優「大我？」
人影に声をかければ、ビクッと肩を竦めて
振り返る
･
優「如何でしたか、」
彼女との授業が、終わったところだろう。
おちょくって聞いてみれば
またやらかした…、とのこと。
･
優「お前はほんとに、」
大「不器用、だろどうせ。」
優「分かってんじゃん」
･
本人も否めない所はあるようで
沈痛な面持ちで、眉間を抑えた
･
何があったかなんて、こっちから聞いてやるほど
優しくないけど。
･
大「仕事終わったら、行っていい？」
優「ん」
重労働の中で、こんなこと言うって。
…かなり行き詰ってるらしい。
･
よろけながら凭れてた身体を起こして
階段を下っていく
･
そんな、敗戦兵みたいな後ろ姿が妙におかしくて
一人笑いを堪えながら
例の彼女の、隣の部屋へ、
･
入っ……、
･
･
優「…失礼しましたっ！」
あ「待って待って待って！」
俺の腕を掴む、華奢な腕を
到底乱暴には振り払えるはずもなく。
やっと状況を理解する
優「部屋間違えたかと思った…」
あ「ごめーん」
･
悪戯っぽく、笑う
･
彼女は、俺と大我が話している隙に、廊下に出て
隣の俺の部屋に入り込んだらしい
部屋は階段を上って廊下を直進、曲がった奥にあるから
彼女から、俺らは見えないし
俺らから、彼女は死角になる。
お互い気づかなかったわけだ。
･
優「どうかしたんですか」
書類を机に置きながら、動揺を隠す
･
お嬢様が俺に直接会いに来る用件なんて
作った覚えはない
･
あ「大我、何なの、ほんと」
俺の質問に
彼女は直球で答えた
優「あ、……あぁ…」
･
自分は何かを期待していたらしい、ってことは
口から漏れた呟きに
微かに見えた落胆の色
それでやっと、気づかされたり。
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Sachan(プロフ) - 5を読みたいのですが、パスワードがわからなくて読めません。よろしければ、パスワード教えていただきたいです。 (6月1日 21時) (
レス) id: 1e60780e56 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑☆(プロフ) - 続きが見たいです。パスワード教えていただけないでしょうか (2023年3月19日 3時) (レス) id: 83d85b28f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタ佐藤(プロフ) - 楽しく拝見しております、続き見たいです、パスワードお願いいたします。 (2022年9月27日 12時) (レス) id: ec201de6e3 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - 初めまして！続きが見たいのでパスワード教えてい他だけないでしょうか (2022年7月20日 19時) (レス) id: 5fe1af8d36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして。続きが読みたいのでパスワード教えていただけないでしょうか！！ (2022年3月15日 0時) (レス) id: 151b19784b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2014年4月20日 4時
