��STORY46 ページ46
B*taiga*
健「やっぱ、俺も行く！」
立ちあがった健人はソファにほっぽらかしてたバックを持って
今さっき出て行ったジェシーを
追いかけようとする
慎「え、ちょっと待って！」
慌てたような慎太郎の声がそれを阻もうとして。
俺も、健人の腕を掴む
健「何で止めるの？」
当の本人は、不思議そうな顔をして
俺を覗きこむ
言えるわけない。
このまま健人を行かせたら
何となく
自分がお嬢様から離れてしまう気がする、なんて。
俺は、何も出来ないくせに
お嬢様の一番でいたいんだ
なんて
そんな、自分勝手。
大「別に…今は接触禁止じゃん」
ジェシーは彼女のところに行くに決まってるから
彼女に会ったら
即刻処罰無視だから。
そんな、まともそうな理由で
自分の欲を隠してる
それでも。
健「…まー、見つかっちゃったら仕方ないってことで」
健人は
じゃあね、ってキラキラの笑顔を残して。
その潔さは、今の俺にはきつかった
俺の腕を振り払って
駆けだして行く
その時。
健人の髪が俺の顔の近くに来て
・
ワックスの、
匂いがした
バタン、
って扉が閉まる
その音に、俺は思い出してた
・
『なんか…匂いする…』
『へ、嘘！』
『気のせいか…』
『そうだよ、気のせい！』
『そう、ですよね…』
・
前、彼女の授業をしてる間に。
彼女の髪からした、微かな香り。
その時彼女は
何かを隠すように
俺から逃げようとして。
その話も、避けようとして。
その匂いは
確かに
今の、健人のワックスと
同じ匂いだった
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ゆきりん - 初コメです！読んでいてとても面白かったです！続きも気になるので、パスワードを教えて欲しいです！お願いします！ (2017年11月11日 4時) (
レス) id: 0e2c001666 (このIDを非表示/違反報告)
nakajima929(プロフ) - 初コメ失礼します とても面白く、続きが読みたいので パスワードを教えて欲しいです！ よろしくお願いします (2016年11月15日 20時) (レス) id: 380c4960d9 (このIDを非表示/違反報告)
ミツバチ(プロフ) - 初コメントです。すっごく面白いです。続きが読みたいので良ければパスワード教えてください。お願いします(*'▽') (2016年11月14日 22時) (レス) id: f8bfd04c99 (このIDを非表示/違反報告)
セクゾall担(プロフ) - 初コメです！とても面白く続きが読みたいです！良ければパスワードを教えてください。お願いします(>人<;) (2016年11月14日 21時) (レス) id: f5845e5682 (このIDを非表示/違反報告)
AJwzHY(プロフ) - 初コメントです！読んでて、すごくワクワクしてました！ぜひ、続編を読みたいのですが、パスワードを教えて頂けませんか？よろしくお願いします！ (2016年11月13日 21時) (レス) id: 8130e14e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2014年2月12日 20時
