彼は執事 ３(特別編)

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勝「 …え、いやちょっと待って、俺まだおめでとうしか言ってないんだけど(笑)」






『 ごめ、ちょっと…』





えぇ〜(笑)と笑う勝利くんと隣で背中をさすってくれながら微笑んでいる健人







あぁ、私はなんて幸せ者なんだろう







健「 ありがとう。

勝利がいなかったら俺たちはここまで来れなかったよ。

本当に感謝してる 」







私の言葉を代弁してくれているのと同時に




健人も同じように心から感謝しているんだろうということが伝わってくる









勝「 まぁ小さい時から俺は天才だったってことだね 」




得意げに笑うこの笑顔に何度救われたのか分からない







健「 結婚しても勝利の執事は今まで通り続けるよ。

2人とも守るなんて贅沢で欲張りなのかもしれないけど、全力で守っていくから 」





勝「 いいよ俺は(笑)瞳さん9割の俺1割くらいで 」





『 それほぼ私じゃない 』





勝「 俺を何歳だと思ってんの？もう高3だからね？ 」






健「 …そうだね。でも小学生だろうが高3だろうが成人してようが、俺にとって勝利は永遠に勝利だから 」





だから嫌がられようともウザがられようとも執事でいさせてもらうよ、という健人の言葉を聞くと






勝「 …あ〜あ、とんでもない人が執事になっちゃったもんだよ 」





そう言う勝利くんの顔は…



喜ぶ顔を抑えて笑うような、そんな表情だった









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