彼は執事 ３(特別編)

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たしかに…




健「 意外と早い段階で瞳さんのこと好きなの風磨にもバレてたし 」



『 えっ？なにそれ初耳なんだけど 』



健「 勝利の家で会った日、家まで送って行ったでしょ。

あの時てっきり風磨と付き合ってるんだと思っててちょっとヘコんだんだよね。

そんな俺の気持ちに勘付いたらしくて、瞳さんが家出した時も俺に連絡くれてさ 」



『 だから健人が迎えに来てくれたのね。なんで風磨に電話したのに健人なんだろうって不思議だったわ 』




健「 勝利にもいろいろ気を遣わせたこともあったし、ほんとに周りに助けられたよね 」




『 ほんとね…助けられてばかりじゃなくて、何か恩返しがしたい。風磨にはこれで恩を返せたとは思ってないけど、勝利くんにも何かしたいなぁ 』



健「 勝利は何も望まなそうだけどね。俺たちがずっと仲良くいれればそれでいい、って言いそう 」



『 言いそう〜(笑)勝利くんほんとに欲がないわよね 』



健「 見返りを求めず無償で周りの人を助けられる、勝利の良さでもあるけどね 」




確かに…


私のまわりにはなぜこんなにいい男が揃ったのかと思うくらい外見も、そして中身もイケメンな人たちばかり









『 …今より一皮むけて、もっとイケメンになって帰って来なさいよね 』





窓から空を見上げると、そこには綺麗な青空が広がっていた









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