【ポケモンXY】君はいつだって 5 (ページ14)

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あの日からずっとページ14

リュカ視点

ト「ライボルト！！」

リ「噛み砕く！」

ト「雷のキバ！」

お互いのポケモンが、お互いに噛み付き合う。・・・こんな力比べも、あの時以来。僕たちの未来が決まり、お互いの実力の差を確かめ合ったあの日。

ト「俺はあの日から・・・お前を超えるために、努力してきたんだ！あの時の誓いを果たすためにな！！」

リ「僕だって、自分の道を進んで来た。あの日の自分から変わったのは、お互い様だ！」

ト「俺が、お前みたいな優男に負けっぱなしじゃカッコわりーからな！」

お互いをにらみ合う。・・・ポケモンは、まだ噛みつきあっている。これじゃあキリがないな。

リ「じゃれつく！」

ト「距離をとって雷！！」

一瞬でも気を抜いたり、目を離せば、確実にそのスキを狙ってくる。そういうやつだ、トオルは。そんな強い奴だからこそ、僕のライバルなんだ。

リ「避けろ！」

ト「ワイルドボルト！！」

・・・ワイルドボルトがクチートに当たり、クチートは倒れてしまった。

リ「ありがとう、クチート」

ボールに戻したクチートに一声かけて、シャンデラのボールを投げる。

リ「シャンデラ！火炎放射っ！」

ト「チャージビーム！！」

お互いの技がぶつかり合う。・・・ただ、あっちの方が体力の底に付くのが早く、こっちのほうが押し切った。

リ「とどめのシャドーボール！」

ト「っ・・・！」

ライボルトが倒れる。これで相手の手持ちは残り一体。・・・でも、その一体が厄介だ。

ト「カメックス！」

リ「戻れシャンデラ！行って来い！！ルカリオ！」

ト・リ「「メガシンカ！！」」

カ「・・・メガシンカ？」

後ろで今まで黙っていたカルムが反応を見せた。でも、僕は相手から視線を外さない。メガリングをかざすと、ルカリオとカメックスは姿かたちを変えて・・・さらなる進化を果たす。

ト「・・・結局、あの時と一緒なんだな」

リ「そうかな。僕はそうとは思えないよ」

ト「俺は、いつだってお前の先を走ってきたんだ。・・・でも、知らないうちに俺はお前の背中を追うようになった。そして・・・あの時から、俺達の差が開いて、お前の背中何て見えなくなっちまったよ」

リ「・・・そう？僕にはずっと見えてたよ。僕のこと追いかけてくるトオルの姿」

ト「そりゃ俺はお前を追い続けてきたからな。これで逆転してやるよ！俺が！お前を越してやる！」

リ「負ける気はないよ」

・・・お互いを睨み合う。やはり、久しぶりだ。