【名前変換オリジナル】先生こーりゃくっ！！

14話 ページ16

「っしゃあ！勉強終わったー！！」

時刻は深夜3時。
目標勉強時間の(宿題合わせて)5時間達成！！
くあーっと伸びをしてふと気づく。
…いまから6時間も寝れない。

……ま、まぁいいや！保健室で寝た時間と合計して6時間寝ればいい！！
えーっと保健室で4時間くらい寝たから…よしあと2時間！！余裕！！

布団に入ろうとすると、玄関の扉が開く音がした。
今日は父さんも母さんも東京に出張だから、類さんだろう。

階段をかけおりておむかえに行く。

「おかえり」
「ただいま帰りました。こんなに遅くまで起きていると健康に良くないですよ、A」

類さんは優しい瞳で私を見つめる。
…私と類さんは割と似ている。容姿に関しては。
黒髪、少しだけつり目なところ、長身…
それと、自分で言うのも変だが、イケメンに分類される顔をしているところ。
…女がイケメンでもしょうがないけどね。

「大丈夫。今日は保健室で寝てきたから」
「…保健室？」
「ん。昨日の寝不足と新しい顧問の練習メニューのキツさが重なって、」
「…倒れたんですね？」
「そう！よくわかったね！」

大きくうなずくと、類さんはふうっとため息を吐いた。

「明日からはちゃんと寝てください。私が帰って来る時間に起きていてはいけませんよ」
「はいはい。そういえば類さん、今日は遅かったね」
「…そうですね。友人に少し付き合っていました」

…お酒飲んできたのかな。その割に全然酔ってないけど。

「類さん、私もう寝る。明日早いから。おやすみ」
「おやすみなさい」

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