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35話 ページ38

「……終わったら、足の裏を揉んでいく。人によって疲れてる場所は違うからそこを見つけて重点的に」

何人かはこの工程に入ってもまだ擽ったいらしく、笑いをこらえている。

「握力が弱いやつは頑張れよ。擽ったいだろうからな」

優璃が先生に質問する。

「先生は握力いくつなんですか」
「……70から75くらい?」

私は戦慄し、みんなも戦慄した。
私に対するにやにやムードは消え去り、哀れみモードに切り替わった。

「……りんごッ、潰せるじゃないですか、いたァ!!!」
「出来ても何の得もないだろそれ。……お前土踏まずが下りてきてるぞ」

土踏まずをぎゅっと押され、私は悶絶した。

「いだだだだ!!!そこやめてください!!!」
「我慢しろ」

部員からは哀れみの視線が飛んでくる。

「いだぁたたたすけて!!」
「ありがとうございますと言え」
「ありがとうございます!!!」

特殊な訓練を受けている人みたいだ。

「その後はふくらはぎに移っていいぞ。その後は太腿。こいつは疲れが溜まっててまだ硬いから進まないが」

先生は一度手を止めた。

「……膝の裏は、筋肉がないからあんまり強くグリグリすると痛む。気をつけてやれ」

そう言って先生は私の膝裏を容赦なくグリグリと抉った。

「ぎゃあああああ」
「な、分かっただろう?」

私で実演するな!!

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紫苑(プロフ) - うちの先生に地味に似ててめっちゃドキドキする、、! (2019年10月12日 0時) (レス) id: 97657b2818 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - 続きを楽しみにしています! (2019年9月29日 20時) (レス) id: 53e0d56435 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - すごい面白いです…!更新楽しみに待ってます! (2019年4月21日 21時) (レス) id: 46965b36a8 (このIDを非表示/違反報告)
rena(プロフ) - 忙しいとは思いますが更新楽しみに待ってます (2019年1月11日 14時) (レス) id: f6179e8ebe (このIDを非表示/違反報告)
eightwest1112(プロフ) - 続き気になります!更新期待してます(><) (2018年5月26日 10時) (レス) id: d4fd760440 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タケノン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年9月27日 14時

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