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今日は早く帰るから、飯はハンバーグがいいとAに伝えた日。
早く帰れるとたかをくくってたのに
撮影の機材がどーのこーのって
結局終わったのは夜10時半をまわってた。
Aに連絡入れてないけど
今から帰ればなんとかなるかなって
ケータイ出すのもめんどくてしなかった
そしたら
レギュラー収録が終わり、帰るまで楽屋でゲームしてたところに
息を切らしたマネージャーが入ってきて
「二宮さん…！
矢野サオリとまだ切れてなかったんですか！」
と、肩で息をしながら言った。
「は？もうとっくに切れてるけど」
嫌な予感がしつつもそう言ったら
「でも、これが明日出るって今事務所に」
コージ(マネ)が、自分のスマホの画面を俺に向けた。
「…あーぁ。最っ悪」
「・・・うわー、してやられたね？ニノ」
連載してる雑誌の撮影が入ってて残ってた相葉さんが
一緒に画面を覗き込んで苦笑いする。
「よりによってこんな写真かよ」
雅「てか、結構前に別れたのになんで今なのさ」
ため息をつく俺に、不思議そうな顔で言う相葉さん。
「あー、こないだ俺の楽屋に来たのよ、サオリ」
って呟いたら
「っは？！」
今度は相葉さんじゃなくてコージが目を丸くして驚いた。
「俺さ、いま幼馴染と住んでんじゃん」
雅「え、それは初耳！Aちゃんとってこと？」
「うん。あれ言ってなかったけ？」
雅「きーてないよ！もっと早く言ってよ遊びに行くから！」
「いや来なくていーわ笑」
なんで笑い合う俺らに
「ちょっと！笑ってる場合じゃないですよ？！」
コージがでけー声で怒鳴ってきて
「あぁごめん」
相葉さんと同じタイミングで謝る。
コ「…二宮さん。今日は事務所が部屋を用意するんで、そちらに帰っていただきます」
「は、まじで？やだよ俺帰りたい」
コ「ダメです」
「なんで」
コ「上からの命令には従っていただかないと」
って
事務所がこう言ったら
俺に反発する力はどこにもなくて。
「…はぁもう。わかった。
とりあえず連絡だけしてい？待ってるしウチで」
コ「…連絡だけですよ」
って、俺の家にAがいることを知ってるコージは渋々ながら許してくれて
それに頷きながらAに帰れなくなった
って連絡をいれる。
…ハァ
こんなことになるならもっと早く気づけば良かった
あーもう。ヤな予感しかしないわ…
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2016年9月18日 22時
