君のことが (ページ11)

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身長ページ11

『...いいなぁ。』

私を見つめながら君がぽつりと呟いた

太「何がだい？」

『きみは背が高くていいなぁって。』

太「確かにAと出会った頃より伸びたねえ。」

君と出会ったのは15歳の時

その頃は目線がほとんど同じだったような気もする

『男の子はまだまだ伸びるもんね。
　私ももうちょっと大きくなりたかったな。』

太「そうなのかい？
　君は今ぐらいの方が可愛いよ。」

　
『そうかなぁ、、、せめて中也くんぐらい欲しい
けどなあ』

太「...ほとんど一緒に見えるけどね。」

中「あ？手前目ぇ腐ってんのか。捻り潰すぞ。」

太「あぁ君、いたの。小さ過ぎて見えなかったよ。」

中「手前喧嘩売ってんのか！？上等じゃねえか！」

『まあまあ2人とも、落ち着いて。』

Aに宥められ、私と中也は睨み合うのを辞めた

『中也くんはこれから伸びるでしょう？
　まだ18だし。』
　

中「だよな！俺はこれから伸びんだよ！！」

太「へぇ～どうだか。
　まぁせいぜい頑張り給えちびっこくん。」

中「また喧嘩売ってんのか！！この陰険野郎ォ！」

『もぉ、またすぐに喧嘩始めるんだから。
　私から見たらどっちも子供みたいだよ。』

太「えぇー、お子様は中也だけだよ。」

中「誰がお子様だ！
　てか、Aも変なこと言うなよ！」

.

すぐ私につっかかってくる中也

それを止めるA

まあまあ悪くない関係だ

もしかしたらもう少し、このままの方が良いのかもしれない

中也の身長みたいにね

.

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中「...手前今失礼なこと考えただろ。」

太「いや別に？(なぜわかるんだろうか、、、)」

　
　