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そしていよいよ、その時がやって来た
我が家のリビングには少し張りつめた空気
私の隣では、背筋をしゃんと伸ばし正座をするスーツ姿の宇髄先生と
その向かいには私の父…
天元「…あの……「断る!!(小芭内 クワッ!
では無く、何故か 鬼の形相で腕を組んで仁王立ちする小芭内さんが居て
天元「な…んで!お前が!先陣切って答えてんだよ!」
小芭内「断ると言ったら断る!Aは俺にとっても大切な家族で妹だ!
Aのご両親に挨拶したくば、まず俺を通してもらおうか?
だがしかし、そう簡単に通すと思うなよ!?」グワッ!
蜜璃「小芭内さん、何だかかっこいいわ〜///」
天元「ふざけんな!つーか伊黒は俺達の事応援してくれてたんじゃねぇのかよ!」
小芭内「さて?なんの事か…」
天元「こいつ…っ」イラッ
A「も〜…ちょっと、お姉ちゃんも盛り上がってないで止めてあげてよ…っ
って言うか、当のお父さんは?もう仕事から帰っては来てるんでしょ?」
母はキッチンで夕ご飯の支度をしていて、一段落したら父と一緒に顔を出すと言ってたが
その父がなかなか自室から出て来ない
蜜璃「それがお父さん、Aが連れて来る相手が無一郎くんだと思ってたらしくて
それなら和服だろ!って着物に着替えてたんだけど、そうじゃないって知って 急いでスーツに着替えてるみたいなの
ほら…いつだったか、初詣の時に無一郎くんが Aの事好きだって宣言してたから」コソッ
A「あー…っ」
そんな事もあったな…と、記憶の片隅にある その時の記憶を思い浮かべる
小芭内「大体、貴様は突然過ぎるんだ!今日はAの合格祝いで心から祝福をしようと思っていたのに
家族団欒に飛び込んでくるなど言語道断!
おじ様達にだって都合と言うものがあるだろうが」ネチネチッ
天元「俺だって断られたら別の日でと思ってたわ!でも……っ」
A「…?」
勢い良く小芭内さんに言い返すかと思いきや、そこで言葉を止めた宇髄先生
母「まぁまぁ、小芭内くん…その辺にしといてあげたら?
私達はいつだって構わないわよ。寧ろ二人が揃って、そうやって肩を並べてる姿が見れて私は嬉しいわ…」
A「お母さん…」
キッチンから笑顔で小芭内さんを宥めてくれる母
母「そろそろお父さんも準備が終わる頃だと思うから、ゆっくりお話聞かせてね」
天元「…はい!」
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レモネード - よかったねぇ〜〜夢がついに叶ったんだね。( ω-、)もうこれでいつでも同じ場所にいれて、景色も一緒に見られるんだ。今まで辛いこともあったけど、めげずにここまでやってきたんだし、もう大丈夫だよ。 (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 天元さんの甘々加減には、周りも一緒に赤面物ですね(^^)そして、夢主がずっと目指していた夢がやっと現実に……これで天元さんと同じ場所で同じ景色を見られますね!ずっと頑張ってきて良かった…!努力は必ず報われますね! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 梅ちゃん〜、本当に有言実行だね。それにしても、すぐ気づくなんてすごいなぁ。周りのことを気にせず、褒めてくれるなんて、本当に天元さんらしいですね。夢主ちゃんも恥ずかしい反面、嬉しかったりするのかなぁ。(’-’*)♪ (2021年11月13日 0時) (レス) @page49 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 夢主を信じて、黙って見守ってくれた天元さんの優しさと暖かさが格好良いですね!そして、有言実行の梅ちゃんが天元さんに爆弾発言させてましたね(^^; あそこで堂々と褒める辺りが流石天元さんと言うか…笑 (2021年11月12日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 天元さんも実はこっそりと話を聞いていたんだね。本当は間に入って自分の口から言いたかったと思うけど、夢主ちゃんも負けなかったね。そしてご両親に気にいれられるなんて、すごい。(゜∇^d)!! (2021年11月12日 0時) (レス) @page48 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年10月15日 12時