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#3 ページ3

父「いや〜…すみません、お待たせしました!」

天元「いえ…とんでもないです!こちらこそ、急にお邪魔してしまい申し訳ありませんでした…っ」

母「宇髄先生、お父さん…お茶どうぞ」

父「ありがとう」

天元「すみません、ありがとうございます」

やっと父と母が揃い、私達はソファーに座り直して
改めて部屋に少しの緊張感が漂う

それは私…と言うより……

父「あー…えっと、今日はお日柄も良く…っ…えっと…」

母「ふふ…やだ、お父さんったら…がちがちじゃない

ほら、お父さんがそんなに固くなってたら宇髄先生にも緊張が移っちゃうから駄目よ?」

父「ゔ…すまん……」

天元「お気になさらないで下さい…!急な事で、挨拶に来る事を受け入れて下さるだけでも有難いのに…お気遣いまで頂いて…」

普段 学校で見る元気いっぱいな宇髄先生の様子とは違い、スーツ姿という事もあるのか いつもよりもお堅い感じがする…

やっぱり先生でも、こういう場はかなり緊張するんだ…

父「あの…それで早速ですが、話とは…」

A「…っ」

…遂に話す時が来たんだ

今まで応援してくれたり、すんなり受け入れてもらえる事が多かったから感覚が薄れかけてたけど元々 教師と生徒の恋愛は御法度

もしこれで、お父さんに反対されたら…

天元「……はい、実は……本日お伺いさせて頂いたのは

お二人に 私とAさんの交際を認めて頂きたいと思いまして、ご挨拶に参りました」

母「あら…」ニコッ

少しだけ事情を知っている母は、ふわっと笑いながら嬉しそうな反応を見せたけど…

父「こ…交際…って……!でも、いくら先日卒業したからと言っても…宇髄先生はAの高校の教師では…」

A「…っ…お父さん、違うの…!宇髄先生じゃなくて、私が……!」

そこまで言いかけた瞬間…


スッ

A「…!」

天元「…」

私の言葉を遮る様に、宇髄先生の手が私の前に差し出された

それに気付いて言葉を止めて先生を見ると…

A「…」ハッ

大丈夫だから…
そう言うかのように優しい視線を向けてくれていて


天元「…仰る通り、私は教師であり…Aさんは大切な教え子の一人です

Aさんに特別な感情を抱いたのは、まさに教師と生徒として出会って間も無い頃からでした

本来であれば決して許される関係ではありません
それを承知の上で、今こうして隣に居させてもらっています…

教師失格だと言われても、返す言葉もありません…」グッ

A「先生…っ」

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設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園 , 宇髄天元   
作品ジャンル:恋愛
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レモネード - よかったねぇ〜〜夢がついに叶ったんだね。( ω-、)もうこれでいつでも同じ場所にいれて、景色も一緒に見られるんだ。今まで辛いこともあったけど、めげずにここまでやってきたんだし、もう大丈夫だよ。 (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 天元さんの甘々加減には、周りも一緒に赤面物ですね(^^)そして、夢主がずっと目指していた夢がやっと現実に……これで天元さんと同じ場所で同じ景色を見られますね!ずっと頑張ってきて良かった…!努力は必ず報われますね! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 梅ちゃん〜、本当に有言実行だね。それにしても、すぐ気づくなんてすごいなぁ。周りのことを気にせず、褒めてくれるなんて、本当に天元さんらしいですね。夢主ちゃんも恥ずかしい反面、嬉しかったりするのかなぁ。(’-’*)♪ (2021年11月13日 0時) (レス) @page49 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 夢主を信じて、黙って見守ってくれた天元さんの優しさと暖かさが格好良いですね!そして、有言実行の梅ちゃんが天元さんに爆弾発言させてましたね(^^; あそこで堂々と褒める辺りが流石天元さんと言うか…笑 (2021年11月12日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 天元さんも実はこっそりと話を聞いていたんだね。本当は間に入って自分の口から言いたかったと思うけど、夢主ちゃんも負けなかったね。そしてご両親に気にいれられるなんて、すごい。(゜∇^d)!! (2021年11月12日 0時) (レス) @page48 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P | 作成日時:2021年10月15日 12時

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