君日記（ Ⅰ ） (ページ16)

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廉「よし、そろそろ戻るで

　大丈夫か？」

「うん、ごめんね、

　ありがとう」

そう言うと

廉くんは私の髪を

一瞬だけくしゃっとして

何事もなかったかのように

歩き出す

あ、、

紫彩「あ、いた！！！」

紫「急にいなくなんなよー

　まじでめっちゃ焦った」

彩「ほんとだよーー

　おばけに連れてかれたかと思った」

廉「あーごめんごめん

　俺がちきっただけ笑

　 Aちゃん、ごめんな笑」

廉くん.....

紫「じゃあ適当にあるこー」

廉「いやーごめんなー笑」

あははって少し不思議な笑い方の廉くん

かわいいな....…

紫「ちょっとまって！

　お腹空いた笑」

廉「声でけー」

彩「下行こっか」

そのまま美味しそうな

お店があつまってるところを巡る

紫「Aちゃん、何か食べたいのある～？」

「みんなと同じやつがいい、」

廉「これうまそう、

　肉巻きおにぎり笑」

彩「間違いない！」

紫「どれにする？」

廉彩「チーズ1択っしょ！」

あまりにも揃いすぎてる声に

思わず笑ってしまった

紫「味噌とタレまよってるー笑」

「同じく、笑」

紫「んーじゃあさ、

　半分こしよ？」

「え、.....

　いいよ、、もちろん。」

紫耀くんとはんぶんこ.....

さっきまでの複雑な思いが

少しずつ晴れていく気がした

私って単純。

美味しそうな肉巻きおにぎり。

季節を全く考えないで頼んだから

あつくてしょうがない

紫「ちょだーい」

「…はい、」

少し震えた手で

2回目のあーんしてみた

紫「え、うま！」

そう言って笑う君の笑顔

幼くて好き

紫「はい！」

そう言って差し出されたけど

なかなか食べる勇気がない

紫「ん？あ、

　ふーふーしてあげる笑」

そういってすこしさまそうと

ふーふーしてくれる君

本当にかわいいな....

そのまま勢い良く差し出され、

そのまま少しだけ食べてみた。

紫「おいし、？」

「うん、すごくおいしい」

廉「絶対買うもん間違えたー

　誰やねん食べたいゆーたやつ笑」

彩「いや、廉」

廉「次は、シェークやろ」