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時間が経つにつれ、鬼と人間の違いというものを改めて思い知らされる。
人間は回復が出来ないのだ。
段々と刀を握り続けることが難しくなっていく。

冨岡は上弦の参との戦いもあり、連続で戦い続けているため握力の限界がきたのか、鬼の手に刀が持っていかれた。


『冨岡さん!!!』

「…っ!!」


呆然と立ち尽くして攻撃を喰らいそうになるところを、私と伊黒、悲鳴嶼が防ぐ。
そしてその瞬間に冨岡の横の地面に、折れていない刀がぐさっと刺さった。


「ボケッとすんじゃァねぇ!!ブチ殺すぞォォ!!」

「…く…っ、!!_____流流舞い!!」


夜明けまであと一時間十四分。
この調子では夜明けまで持たない。

これ以上戦い続けても毒で早々に死ぬ。

すると、突然頭上に猫が現れた。
無惨もそれに気づいたのか、すぐに攻撃して猫の体をバラバラにする。
そしてその瞬間に私たちの体に太い何かがブスッと刺さった。
無惨の攻撃なのかと焦ったが、すーーっと体が軽くなっていく。


『これは…!?毒が…!!』

「おおっ?何か知らんが通りすがりの猫に助けられたぜェ!!」


一時的ではあるだろうが、血清のようなものだろうか。
毒は分解され、動きを鈍らせていた体の激痛も格段に治まっている。


「またあの女……珠世の差し金か。私の細胞破壊を止める血清のようなものまで……っ無駄な足掻きをするな!!!潔く死ね亡者共!!!」


無惨はそう言うと怒りをあらわにし、今まで以上に速い攻撃を向けてきた。

此奴は今日ずっと、特定の''女''に対して怒っている気がする。
そういえば最初お館様の屋敷に来た時に、無惨と対峙している女の鬼がいたがその人だろうか。

そんなことを考えていると、遠くで伊黒がいきなり立ち止まった。
何事かと思ったが次の瞬間、伊黒の刀がすっと赫くなっていく。
そしてそのまま伊黒も刀を握ったまま動かなくなってしまった。


『伊黒さん!?どうしたの!?』

「伊黒ーーーーっ!!!」


無惨はその隙を見逃すまいと攻撃をしに行く。

ああ、この距離では助けに行ったとしても間に合わない。
まずい。

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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これかどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月24日 13時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Suzuさん» 更新した瞬間に見てくださってありがとうございます…!一瞬で間違い気づきました…ご指摘もありがとうございます!! (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - めっちゃ読みやすくて大好きです!もう宇髄さんがカッコ良すぎて……さすがです! 竹刀を渡すところ、炭治郎が誕生日になっています(小声 (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます!更新はまばらですがこれからもよろしくお願いします! (2022年1月22日 11時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 今日読み始めたのですが、宇髄さんカッコよすぎますし、ストーリーも読みやすくて一気読みしてしまいました!!更新楽しみにしています! (2022年1月18日 21時) (レス) @page30 id: dc480b39e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月8日 14時

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