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『あんなに厳重に隠されている里が襲われるって…上弦はどうやってやってきたんだ』

「でも私の担当してる地区から刀匠さんたちの里すごい近かったのね…!よーし!Aちゃん頑張りましょ!!」


甘露寺の屋敷を出て、今は自分の出せる全速力で森の中を駆けている。
里が近いことは甘露寺も知らなかったようだ。

ある程度進むと、街が見えてくる。
道の中心ではやたらと大きい鬼が刀鍛冶達を襲っていているのが見えた。
急いで走っていき、甘露寺とともに次々と鬼を倒していく。


「遅れてごめんなさい!!みんなすぐ倒しますから!!」

『建物内に身を隠して!!』


どちらかの上弦が出したのだろうか。
この鬼達自体はとても大きいが雑魚鬼だ。


「うおおお!柱が来た!」

「可愛いから忘れてたけど強いんだよな柱って…」

「1人たしか14歳だぞ…強…」


雑魚鬼をずばずばと倒していきながらどんどん先の方へと進んでいく。
それにしても多すぎではないか。

すると、今までの鬼より倍大きい鬼が鉄珍を鷲掴みしているのが見えた。
その下では鬼殺隊員が両断されている。
里を常駐で警備している者だろうか。

それにしてもこの里の長がやられてしまうのはまずい。
私たちは急いでその鬼の前へ向かった。


「Aちゃん!!」


甘露寺の声に小さく頷き、刀を構える。


___光の呼吸__玖ノ型___目眩ませ・閃光一閃!!

___恋の呼吸__壱ノ型___初恋のわななき!!


玖ノ型は目眩ましの技だ。
敵に攻撃をするのではなく猫騙しに似たようなもの。
光で囲み、鬼が眩しさで見えなくなっている合間に他の者が斬ることが出来る。
共闘している者と相性が良ければ良いけど上手く行く。


「私…いたずらに人を傷つける奴にはキュンとしないの」


甘露寺は鬼に向かっていつもより低い声でそう呟いた。
怒ると彼女は最大限の強さを発揮する。

すると、鬼の手にいた鉄珍がずるっと滑り落ちてくる。
すかさず甘露寺が抱き抱えた。


「鉄珍様!聞こえますか!?」

「若くて可愛い娘に抱きしめられて何だかんだ幸せ…」

「やだもう鉄珍様ったら…!」

『この状況下で茶番を繰り広げないでください…』


頭に手を当て、はぁ、と大きくため息をついた。

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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これかどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):作者様の無理ないよう、更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月24日 13時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Suzuさん» 更新した瞬間に見てくださってありがとうございます…!一瞬で間違い気づきました…ご指摘もありがとうございます!! (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - めっちゃ読みやすくて大好きです!もう宇髄さんがカッコ良すぎて……さすがです! 竹刀を渡すところ、炭治郎が誕生日になっています(小声 (2022年1月22日 11時) (レス) @page31 id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます!更新はまばらですがこれからもよろしくお願いします! (2022年1月22日 11時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 今日読み始めたのですが、宇髄さんカッコよすぎますし、ストーリーも読みやすくて一気読みしてしまいました!!更新楽しみにしています! (2022年1月18日 21時) (レス) @page30 id: dc480b39e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月8日 14時

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