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しのぶ side
『俺はしのぶさんが一番なんです。だから、自分の足で来ました。こんな夜遅くにすみません。』
しのぶ「そう言ってくれるのは嬉しいです。けど、その考え方で貴方の命が危険に晒されたら…。」
私は最悪の状況を頭で描いてしまい、口籠る。
この人が居ない生活なんて、とても考えられない。
姉さんが居なくなってからの日々を、側で支えてくれたのは彼だ。
彼のお陰で、立ち直る事が出来たのに。
私の所為で彼が危険な目に遭うのは、御免だ。
『…そんな悲しい顔、しないで下さい。』
しのぶ「…だって！」
『貴女を独りにはしません。だから、これからも側に居させて欲しい。』
しのぶ「……ッ、馬鹿。」
私よりも背が高い彼が、少し屈んで視線を合わせてくれた。
優しげな表情で見詰められ、思わず顔を伏せてしまった。
それなのに、徐に伸ばされたAさんの左手によって、私の視線は再び彼に戻る。
『可愛らしい顔ですね、赤くなって。』
しのぶ「誰の所為だと…！」
『そんなお顔で怒っても逆効果ですよ？』
しのぶ「…手、離して下さい。」
『じゃあ、振り解いて下さい。』
しのぶ「なっ、それは…。」
面白そうに笑うAさんは、少しだけ意地悪な事を言う。
私が出来ないと知っているくせに。
彼に触れられている部分から、熱が広がっていくように熱くなる。
もっと触って欲しい、と言うのは我儘でしょうか。
しのぶ「……い、じわる、です。」
『ねえ、煽ってますか？』
しのぶ「は、恥ずかしいんですよ！」
『…はあ、何で雨なんか降ったんでしょうね。こんな格好じゃ、抱き締められない。着替え、お借りしても良いですか？』
しのぶ「勿論です。床は掃除するので、このまま治療室に向かいましょう。」
私は準備をするべく、治療室に向かおうとした。
しかし、腕を彼に掴まれて歩みが止まる。
驚いた私が振り向くと、赤く染まった頬のAさんと視線がぶつかる。
『治療が終わったら…、分かってますよね？』
しのぶ「えっと、何でしょう…か。」
『触らなかった分、堪能させて下さいね。』
しのぶ「…はい、勿論ですよ。」
歳下の可愛らしい彼から一変して、欲に飢えた男性の顔付きになる瞬間が堪らない。
熱の篭った視線に、腰の辺りがゾクゾクするような高揚感を覚える。
今日こそは、彼の全てを知る事が出来るかもしれない。
そう思うだけで、私の頬は緩んでしまった。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…もうしのぶさん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い❤ (11月13日 10時) (
レス) @page16 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 蟲柱最推しなんですね！！！私もです！！！すごくすてきなさくひんでした (2020年9月11日 18時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
Kluger(プロフ) - ヤンデレな蟲柱様が見たいです・・・！更新頑張ってください！ (2020年6月20日 20時) (レス) id: 6425322dd7 (このIDを非表示/違反報告)
smoker.(プロフ) - さわさん» コメントありがとうございます！天才だなんて、嬉しいお言葉…。しのぶ様は宇宙一可愛いです☆更新頑張りますので、これからも宜しくお願いします！ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 8331677347 (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - あぁーもう、作者さん天才ですか？...天才ですね、うん。しのぶちゃんかわいい...更新がんばってください！ (2020年5月6日 10時) (レス) id: 2d2def3baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：smoker. | 作成日時：2020年4月3日 4時
