【鬼滅の刃】愛され系少女は２倍狙われている。

▼47 LOVE ページ4

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【 No side 】







累「A、A･･･。」







義勇が累の頸を斬る前に木の幹に寄り添うように座らせたAの側へ行く累。







累「(僕は何がしたかった？どうやってももう手に入らない絆を求めて必死に手を伸ばしてみようが届きもしないのに。A、僕は君を本気でお嫁さんにしたかった･･･。)」






ドンっとAの側で倒れ込んだ累の手に、暖かな感触が降りてきた。


そう、Aの手だ。


『貴方はよく頑張った。また生まれ変わったら、今度は間違えないでね。鬼になんてならないでね』そう、言うかのように優しく。


彼女は起きている訳では無い。寂しい感情、悲しい感情を感じて、無意識で累の手に手を添えたのだ。






累「(ありがとう、ありがとうA･･･)でも･･･山ほど人を殺した僕は･･･地獄に行くよね･･････父さんと母さんと･･･同じ所へは･･･行けないよね･･･それでも、頑張るから･･････。」





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炭治郎「───なんてことがあったんだ。」



『そっか、累っていうんだね･･･。』



炭治郎「きっと、Aのおかげで累は綺麗な最期を迎えられたと思うんだ！ありがとう、A！」







ぎゅっと炭治郎がAに抱きつくとすぐそばに居る善逸が短くなった手足を振り回して叫び散らした。



勿論、善逸はアオイに叱られたが。

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