刀で刺されたらなんか鬼殺隊に入る流れになった。

３７話 ページ38

お館様の御屋敷は、すっごく広かった。

隠の人に案内してもらったけど、一人だったら絶対迷子だな。

そしてなんか広いお部屋に案内された。


隠「では、ここでお待ち下さい」


『エッ』


隠の人はそういうとは走ってどこかにいてしまった

ポカーンと立って固まっていると声が聞こえた。


？「君が高羽Aだね？」


『！？』


声のした方を向くと

顔に傷？見たいなのが有る若い男性が立っていた

その男性の近くに

あの最終試験の時にいたオカッパの髪の子供もいる


『あなたは…？』


産「ああ、私の名前は産屋敷だよ。
　君たちが言うお館様だね」


そう言いながら準備してあった座布団に

男性は手伝ってもらいながら座った


『お館様……へッ！？』


この人がお館様！？想像より全然若かったよ！！

想像では６０歳くらいのおじさんかと思ったよ！！


『あ、あの…』


なぜ私がここに呼ばれたのかを訊こうとしたら


産「A座らないのかい？」


『え、アッ、じゃあ、お言葉に甘えて…』


そう言って私は用意してあった座布団に座る

フッカフカだ……！


産「私は眼が見えないけど
　Aは奇麗な白銀色の髪何だってね。」


『は、はい』


眼が見えないんだ…その傷の様な物のせい…？


産「A、君は命の呼吸の使い手だと聞いているよ。
　美子は…君に命の呼吸を教えた女性は元は鬼殺隊の柱でね」


『山根元さんが柱…』


柱って…しのぶさんも柱って言ってたな…

柱って何だろう…


『あ、あの、すみません、柱って…なんですか？』


産「柱というのは鬼殺隊の中でも特に強い子たちの事だよ」


『ほー…』


山根元さんそんなに強かったんだ…


産「それじゃあ話を戻すよ。
　命の呼吸は約６０年ぶりに
　使い手が現れたんだよ、それが彼女だ。
　彼女は才能が有ったんだ。
　命の呼吸の使い手は髪が白銀色だと伝えられているんだよ。
　彼女も髪に白銀色が混ざっていてね
　自分が命の呼吸を使えるかもしれない、そう気づいた彼女は
　命の呼吸の事が載っている書物を読み、１０年間ほどたちやっとの思いで
　命の呼吸の使い手になった。」


『……』


産「だが彼女でも命の呼吸を扱う事が出来なかった。
　命の呼吸は使い手の回復力を上げるが
　中途半端に扱うと使い手の命を削るんだよ。
　だから彼女は鬼殺隊を止めた」


命を…削る！！？

なんかサラッと怖い事言ったよこの人！！

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