刀で刺されたらなんか鬼殺隊に入る流れになった。

２５話 ページ26

手をつかんだのはあの赤色が少し混ざった黒髪の子だった

？「この子から手を放せ!!
　放さないなら折る!!」


その怒鳴り声に腕を掴まれた子も負けじと怒鳴る

きっと腕を掴まれた子は

本当に折られると思ってない

でも……


『(あの子の目は本気で折る気だ…)』


男の子が手を離さなかったから

掴んでいた手に力を入れた…

ミシッと言う音が聞こえる

それに反応して男の子は女の子から手を放した


『こっわ……』ﾎﾞｿｯ


そのあとは着物を着ている黒髪の子が話を進め、

刀に使う鋼を選ぶことになった


『えーと、どれにしようかな―！』


並んでいる鋼を見る

順番に見ていくとある鋼が目に止まった

他の鋼と何も変わらない鋼


『……これにしよ』


鋼が決まって帰ろうとしたとき


？「ねぇ！！」


と呼びとめられた


『？』


声のした方に振りかえると

あの赤色が混ざった黒髪の男の子がいた


『えっと、何？』


炭「あの、試験の最初の日に
　助けに来てくれてありがとう！！
　俺は竈門炭治郎！よろしく！」


まさかの自己紹介＆お礼


『えっと、どういたしまして
　私は高羽Aよろしく！！』


とりあえず私も自己紹介をして帰ろうとしたとき


炭「あの、なんであの時、助けに来てくれたの？」


と、また声をかけられた

なんで、なんでか……


『炭治郎君が男の子を命がけで助けていたから……かな？
　まァ私が着いたときには終わってたけどね
　じゃあ、ばいばい！』


炭「う、うん！」


私は…誰かが誰かのために命をかけてでも

何かをやっているならその手助けをしたいな……

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