刀で刺されたらなんか鬼殺隊に入る流れになった。

２２話 ページ23

＿＿＿＿＿＿＿２年後＿＿＿＿＿＿＿＿

山「A、行っておいで」


『はい！ありがとうございます山根元さん！』


あの後２年間一生懸命修業した

本当はあれから数カ月で山根元さんに

もう行ってもいい、と言われたけれど、

ずっと、技を磨いていたよ。

無一郎君達に会う前に私が先に亡くなったら

会えないからね。

それから髪も何度も切って、

今は肩より２０ｃｍ位下の長さになっている

年も、１７歳になったよ


山「A、絶対に帰っておいでよ」


『はい、絶対に帰ってきます』


私は山根元さんに手を振りながら

家を出た。

それからしばらく走った時

目的地が見えてきた


『此処が最終選別が行われる藤襲山……』


山を登って行こうとすると

道に藤の花がたくさん咲いている

鬼は藤の花が苦手だからね


『綺麗……！』


その道を上がっていくと、広場に出た

２０人くらいいる。

その人たちの奥に二人の女の子達がいる

黒髪の子は男の子かな……？

そして私の後ろにいた男の子が階段を上がってきたとき

二人は話し始めた


黒「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださって
　ありがとうございます
　この藤襲山には来殺の剣士様方が
　生け捕りにした鬼が閉じ込まれてあり
　外に出ることができません」


『(ああ、だから藤の花を……！)』


白「山の麓から中腹にかけて
　鬼どもの嫌う藤の花が一年中
　狂い咲けているからでございます」


黒「しかし、ここから先には藤の花は咲いておりませんから
　鬼共がおりますこの中で七日間生き抜く」


白「それが最終選別の合格条件でございます
　では行ってらっしゃいませ」


そう白色の髪の子が言った瞬間皆が走りだした


『よし、がんばろう！』









最終選別の始まりだ！！

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