刀で刺されたらなんか鬼殺隊に入る流れになった。

１９話 ページ20

山「な！！？？」

山根元さんは驚いたようにこっちを見ている

山根元さんが…山根元さん！

私が今相手にしているのは鬼じゃなくて山根元さんだ！

刀がもう少しで首につく、という時に私は刀を止めた


『はっ、はっ、』


刀の構えをやめたら疲れがドバッと来る

なんだろ、最後、技がスゴイ綺麗に決まった

今までにないくらい、スピードも速かった…


『何、今の……』


すごかった…とっても…


山「やっぱり、Aは才能があったんだよ
　命の呼吸の。」


『命の呼吸……？』


何それ…



そのあと山根元さんが私に呼吸の事について説明してくれた。


山「呼吸には様々な種類がある
　火や水がその代表だね。
　そしてさっきAが使ったのが命の呼吸。
　あたし以外使える者がいなくてね、
　ま、あたしも完璧に使えるわけじゃないが…」


『私がその、呼吸？を無意識に使った…ということですか…？』


山「そうだね。やっぱりAはその成長の速さといい
　その白銀色といい、とてつもない才能だよ」


あ、この髪の色白銀色っていうんだ……


山「それに、あたしはまだAに呼吸を
　教えた覚えはないんだけどね。
　これからはどんどん教えていくよ。」


『は、はい』

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