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弐拾陸ノ型─ずっと愛してるよ ページ28

「ふっ、鬼殺隊なんてこんなものか」







違う








鬼殺隊は弱くない







侮辱するな…!









僕の中で







鬼に対する







憎しみがどんどん膨れ上がってゆく









許さない…許さない…!!!!!!










しかしその瞬間、









ブツンと、意識がなくなる










暗闇の中で、









ガキンガキンと、









刀が触れあう音がする










「海人…!








目を覚ませ!








俺だ!」









その声は…









紫耀?









「ダメだ…!








こうなったらもう…!












海人、ごめんっ!」








ファサッ









「うっ……………」









バタッ








僕は地面に倒れた







地面に倒れた衝撃で一瞬だけ意識が戻る






一瞬だけ戻った意識の中で見たのは







悲しそうな顔をした紫耀だった







手には玄樹が廉を眠らせるのに使ったあのハンカチ







そうか、あれで僕は…







きっとさっきの刀の音は僕が紫耀に斬りかかっていた音だったのだろう








廉と、







同じように








ごめん、紫耀








力になれなくて…







…………




「…いちゃん!海ちゃん!」








その…声は…







まさか…








「海ちゃん!」








「ひま…わり…?」







目を覚ますとそこは、







一面のひまわり畑






そこには珍しく隊服を着ていない向日葵がいた







「向日葵っ!」






僕は向日葵に向かって抱きつく






目からは大粒の涙





体があつい






「ごめん、ごめんね







僕が守れなかったから…







僕が刺したから…」






「大丈夫だよ、海ちゃん






でも海ちゃん






今、海ちゃんの仲間達が危ないんでしょ?






私は大丈夫だから





仲間を…救って…」








‛‛ずっと、愛してるよ‛‛

弐拾漆ノ型─僕もずっと愛してるよ→←作者やねん



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設定タグ:鬼滅の刃 , King&Prince , 高橋海人   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:秋麗司 | 作成日時:2023年7月4日 18時

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